臨床医のための薬の相互作用とそのマネジメント―なぜ起こる、どう防ぐ

臨床医のための薬の相互作用とそのマネジメント―なぜ起こる、どう防ぐ

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  • サイズ A5判/ページ数 265p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784525204518
  • NDC分類 491.5
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 1993年,新薬ソリブジンとフルオロウラシル系抗癌剤との併用により,多数の死者が出たことが報じられて以来,薬物間相互作用の問題は,医療従事者にとって重要課題となっている.本書では,嗜好品や食事まで含めた,臨床的に重要な薬物間相互作用について,実際症例・臨床試験,相互作用機構,回避法を24の章に分け解説している.

内容説明

本書では、医療従事者と医薬品開発担当者が必ず知っておかなければならない薬物間相互作用の実際症例(クリニカルケース)あるいは臨床試験(クリニカルテスト)、相互作用機構(メカニズム)、回避法(マネジメント)などをきめ細かく、しかも網羅的に解説した。更に、薬物と嗜好品や食事との相互作用例も取り上げた。

目次

薬物間相互作用が起こるメカニズム
金属カチオン含有の制酸剤・消化性潰瘍用剤はニューキノロン系抗菌剤の吸収を阻害する
セフジニルの吸収は鉄剤との同時併用により低下し、十分な血中濃度が得られない。また、粉ミルクなどとの併用により赤色便を呈する可能性がある
エリスロマイシンはテルフェナジンによる心血管系作用を増強させることがある
抗支菌剤はテルフェナジンによる心血管系副作用を増強させることがある
トリアゾラムはマクロライド系抗生物質との併用により血中濃度が増大することがある
ジソピラミドとエリスロマイシンとの併用により、心血管系作用が惹起される可能性がある
イトラコナゾールはトリアゾラムの代謝を阻害し血中濃度を増大させることにより中枢作用強度の増大と遅延を引き起こすので併用は避ける必要がある
エリスロマイシンなどはブロモクリプチンの血中濃度を増大させ副作用を引き起こす可能性がある
アステミゾールとマクロライド系抗生物質、アゾール系抗菌剤あるいはキニーネとの併用により、心臓血管系副作用が起こる可能性がある〔ほか〕

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