別冊整形外科<br> 特発性大腿骨頭壊死症

別冊整形外科
特発性大腿骨頭壊死症

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  • サイズ A4判/ページ数 193p/高さ 30cm
  • 商品コード 9784524277353
  • NDC分類 494.77
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 ▼特発性大腿骨頭壊死症は整形外科医にとって,その診断と治療に関する知見が必須となってきている.▼本書では,病理組織像,動物実験により病因・病態の解明に迫り,MRIの活用による早期からの予後判定,さらに,大腿骨頭回転骨切り術や血管柄付き骨移植術などの骨頭温存手技の長期成績を紹介した.    《目次》 【主要目次】1.疫 学 特発性大腿骨頭壊死症の記述疫学/特発性大腿骨頭壊死症の分析疫学2.病 態1.病理標本からのアプローチ 病理組織像からみた特発性大腿骨頭壊死症の病態/特発性大腿骨頭壊死症の病態/特発性大腿骨頭壊死症の早期病理像2.血管造影,PETからのアプローチ 特発性大腿骨頭壊死症の各病期,病型における血行変化/特発性大腿骨頭壊死症の血管病態3.動物実験からのアプローチ ステロイド投与家兎における骨内血管系の変化/血清病型骨壊死モデル/ステロイド投与家兎における大腿骨頭内血液循環/骨壊死動物モデルの開発とその病態解析-ステロイド単独投与による兎骨壊死モデル/骨壊死動物モデルの開発とその病態解析-Shwartzman反応による過凝固状態にステロイドを併用投与した兎骨壊死モデル4.その他 ステロイド内服療法中に発症した特発性大腿骨頭壊死症が骨代謝および軟部組織組成に及ぼす影響/特発性大腿骨頭壊死症における骨髄浮腫3.診断,自然経過,予後の推測,病型分類 特発性大腿骨頭壊死症の診断/厚生省研究班病型分類からみた特発性大腿骨頭壊死症の自然経過と予後の予測/ステロイド性大腿骨頭壊死症の自然経過と骨髄浮腫/MRIで大腿骨頭壊死病変の修復を観察しえた1例4.治 療1.骨切り術の長期成績 特発性大腿骨頭壊死症に対する杉岡式前方回転骨切り術の10年以上経過例の成績/大腿骨頭壊死症に対する大腿骨頭前方回転骨切り術後に生じる骨頭外側骨棘の役割/大腿骨頭壊死症に対する後方回転骨切り術/特発性大腿骨頭壊死症に対する大腿骨内反骨切り術の適応と限界2.骨移植術の長期成績 大腿骨頭壊死に対する浅腸骨回旋動静脈を用いた血管柄付き骨移植術の検討/特発性大腿骨頭壊死症に対する血管柄付き腸骨移植術の長期成績/大腿骨頭壊死症に対する深腸骨回旋動静脈を用いた血管柄付き腸骨移植術の検討/特発性大腿骨頭壊死症に対する腸骨鼠径進入法を利用した血管柄付き腸骨移植術/遊離血管柄付き腓骨移植術による特発性大腿骨頭壊死症の治療3.人工骨頭・人工関節の長期成績 特発性大腿骨頭壊死症に対する人工骨頭・人工股関節置換術の長期成績/青壮年期の特発性大腿骨頭壊死症に対する人工股関節の長期成績/大腿骨頭壊死症に対するセメントレス人工骨頭置換術の中期成績/大腿骨頭壊死症に対するBateman型人工骨頭の長期成績

内容説明

特発性大腿骨頭壊死症は変形性股関節症、リウマチ股とともに三大成人股関節疾患であり、整形外科医にとって重要な疾患といえる。長いあいだ継続された研究班の活動により、病因・病態の解明、動物実験モデルの作製、大腿骨回転骨切りの開発と長期治療成績の解析等、特発性大腿骨頭壊死症の研究では世界をリードするにいたった。これらの成果は研究班の年次研究報告書として報告されているが、なかなか一般の目にふれる機会は少ない。そこで、研究班以外で行われた研究を含め、これらの成果を集大成すべく、『別冊整形外科』としてはじめて「特発性大腿骨頭壊死症」を取り上げることになった。

目次

1 疫学(特発性大腿骨頭壊死症の記述疫学―頻度と分布;特発性大腿骨頭壊死症の分析疫学―症例・対照研究によるリスク因子と予測因子の検討)
2 病態(病理標本からのアプローチ;血管造影、PETからのアプローチ ほか)
3 診断、自然経過、予後の推測、病型分類(特発性大腿骨頭壊死症の診断;厚生省研究班病型分類からみた特発性大腿骨頭壊死症の自然経過と予後の予測 ほか)
5 治療(骨切り術の長期成績;骨移植術の長期成績 ほか)

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