内容説明
東京地裁民事第9部(保全部)において、民事保全手続の実務全般に携わってきた著者によるテキスト、待望の刊行。実際に用いられている書式に基づく詳細な解説や保全部の実務に即した取扱いの紹介を通じて、手続の全体像を鳥瞰。「消費者裁判手続特例法における仮差押え」や「インターネット関係仮処分」などの類型別の解説を通じ、実際の手続の詳細を習得。コラムも掲載して初学者にも理解しやすく、司法修習生や若手弁護士にとっての新たなバイブルとなる1冊。
目次
第1章 民事保全の全体像(目的;審判対象と効力 ほか)
第2章 保全命令手続(民事保全の種類;裁判所の構成と管轄 ほか)
第3章 保全執行手続とその効力(保全執行手続総論;仮差押えの保全執行とその効力 ほか)
第4章 民事保全の類型別検討(消費者裁判手続特例法における仮差押え;電子記録債権に関する仮差押え及び仮処分 ほか)
第5章 民事保全の過去・現在・未来(過去―日本における沿革;現在―民事保全法の制定と改正 ほか)
著者等紹介
関述之[セキノブユキ]
1964年長野県生まれ。1995年裁判官任官、各地の勤務を経て、2014年東京地裁民事第9部(保全部)、2017年熊本地裁民事第1部(保全、執行、破産事件部。現職)に勤務。講義・講演に「保全の実務」(東京三弁護士会合同研修、2015~2017)、「手続法からみたインターネット関係仮処分の実務」(日本民事訴訟法学会大会個別報告、2018)。その他、民事保全に関する各種研修講師など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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