出版社内容情報
《内容》 近年,病態の解明や新薬の開発など,慢性関節リウマチの治療は大きく進歩している.本書では,境界領域を越えて横断的な治療体制になりつつあるリウマチの分野で,最善の治療を選択するために,整形外科におけるサイトカイン治療や,新しい薬物療法などの最新知見を提示.また,内科医から整形外科医にすすめる薬物療法も紹介した. 《目次》 【主要目次】1.慢性関節リウマチの疫学 1.高齢発症慢性関節リウマチ患者の臨床像 2.慢性関節リウマチの重症度とHLA 3.慢性関節リウマチ頸椎患者の自然経過 4.発症からみた慢性関節リウマチ患者の長期予後 5.慢性関節リウマチ患者における悪性腫瘍発症のリスク 6.慢性関節リウマチ診療における電子カルテシステムの有用性2.内科医から整形外科医にすすめる薬物療法 1.内科医からみた慢性関節リウマチにおけるステロイドの功罪 2.内科医からみた慢性関節リウマチにおけるNSAIDsの使用法 3.内科医からみた慢性関節リウマチにおけるDMARDsの使用法3.薬物療法の工夫 1.注射金剤(gold sodium thiomalate)の再評価 2.疾患修飾性抗リウマチ薬および免疫抑制薬の副作用とその対応について 3.疾患修飾性抗リウマチ薬の投与法の工夫 4.Disease modifying antirheumatic drugs(DMARDs)による血管増殖因子およびサイトカイン抑制効果について 5.慢性関節リウマチに対するmethotrexate療法 6.慢性関節リウマチの薬物療法 7.慢性関節リウマチ患者に対する熱変性II型コラーゲン経口投与の効果とHLA-DRB1遺伝子型の関連性について 4.術前術後の管理 1.慢性関節リウマチ手術症例における自己血輸血の問題点と対策 2.人工股関節置換術に対する術後回収式自己血輸血 3.慢性関節リウマチ患者の人工関節手術における自己血輸血 4.ステロイド内服患者の手術時のステロイドカバー 5.滑膜切除の再評価 1.難治性慢性関節リウマチに対する根治的多関節滑膜切除術の術後成績 2.慢性関節リウマチ肩関節破壊形式別手術の適応 3.破壊のすすんだ慢性関節リウマチ肘に対する滑膜切除術 4.リウマチ性手関節炎に対する手関節鏡視下滑膜切除術 5.慢性関節リウマチに伴った popliteal cyst に対する鏡視下滑膜切除・膜様中隔切除併用法 6.高出力レーザー活用による膝関節滑膜切除の再評価 7.慢性関節リウマチ足関節において内外側皮切を用いた滑膜切除術の検討6.人工関節-その成績と新しい試み 1.慢性関節リウマチ上肢人工関節(肘,肩)置換術 2.慢性関節リウマチ肘に対する人工肘関節置換術 3.人下肘関節置換術(工藤式type2)の長期成績について 4.Souter-Strathclyde 人工肘関節の長期成績および問題例 5.慢性関節リウマチに対する人工手関節置換術の経験 6.ムチランス型慢性関節リウマチに対する人工膝関節全置換術例の検討 7.慢性関節リウマチに対する膝蓋骨非置換人工膝関節の術後成績 8.児玉・山本式人工膝関節置換術の長期成績(10年以上) 9.人工膝関節の術後可動域の改善―Bisurface(KU) kneeとDeltafit PPS kneeの比較 10.慢性関節リウマチに行った人工膝関節全置換術の術後経過およびセメントレス固定の成績 11.慢性関節リウマチに対する人工股関節全置換術の成績7.慢性関節リウマチ脊椎の手術 1.頸椎椎弓根スクリュー固定による慢性関節リウマチ頸椎の再建 2.リウマチ性頸椎病変に対する後頭頸椎広範囲固定術 3.広範慢性関節リウマチ頸椎病変に対する後頭骨・胸椎間固定術 4.環軸椎後方固定術後の慢性関節リウマチ歯突起後面肉芽性病変のMRI変化 5.慢性関節リウマチ患者にみられる腰椎病変と治療方針について
内容説明
本書では最近のリウマチに対する治療の動向を特集し、これまでの治療の再評価とup‐dateなリウマチの治療を示すことを目的に編集した。
目次
1 慢性関節リウマチの疫学
2 内科医から整形外科医にすすめる薬物療法
3 薬物療法の工夫
4 術前術後の管理
5 滑膜切除の再評価
6 人工関節―その成績と新しい試み
7 慢性関節リウマチ脊椎の手術
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