内容説明
あふれるRWDにおぼれるな!医療ビッグデータ時代の今だからこそ、賢く読み解く術をこの1冊に。
目次
第1章 花盛りのリアルワールドデータ(RWD)に戸惑っていませんか?(RWDとは何?;PubMedにみるRWDの現状;膨大なRWDを少しだけ実感してみる)
第2章 「無作為化比較研究(RCT)は観察研究より上位」という考え方にすぐ納得できますか?(エビデンスのピラミッド;「efficacy」と「effectiveness」は違う;臨床現場は二度変わる;RCTとRWDの順序が持つ意味;RWDしか存在できないという現実)
第3章 RWDを読むコツ(RWDを読む前提1:「真実はただ一つ」という誤解から解き放たれておく;RWDを読む前提2:「クリニカルクエスチョンに答える」が目的?;RWDを読む前提3:RCTを読むリテラシーが必要;RWDを読むための3つのキーワード;「標的集団」に注目する;結果ではなく「課題意識」に注目する;「患者数」と「イベント数」に注目する)
第4章 あふれた「リアルワールド」にある、自分にとっての有益な情報(発展する保険データベース(ビッグデータ)を読む際の注意
みんなにとってのRWD,自分にとってのRWD)
著者等紹介
山下武志[ヤマシタタケシ]
(公財)心臓血管研究所所長。1986年東京大学医学部卒業。内科研修を経て1989年東京大学医学部附属病院第二内科。1994年大阪大学医学部第二薬理学講座。1998年東京大学医学部附属病院循環器内科助手。2000年(財)心臓血管研究所。2011年(財)心臓血管研究所所長兼付属病院長。2014年(公財)心臓血管研究所所長・CVI ARO Chairman。日本心電学会第10回木村栄一賞、日本循環器学会YIA賞、世界心電学会YIA賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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