出版社内容情報
《内容》 2005年4月から始まる精神科卒後研修のためのコアテキスト.昨年,米国精神神経学会が出版した「臨床能力評価法」の翻訳で,新制度のもとで必修科目となった精神科実習に必要な臨床能力とは,その能力を身につけるためにレジデントはどのように学び,どうしたら上達できるか,また指導する側としてプログラム責任者の果たすべき役割や客観的な評価法などを示した.
《目次》
【内容目次】
Part I
はじめに:臨床能力とは
1 認定プログラムと専門医認定制度の紹介
2 卒後医学教育認定委員会による総合的臨床能力と精神科レジデント審査委員会による精神療法における臨床能力
Part II
臨床能力の教育と評価
3 レジデントは臨床能力をどのようにして学び,向上させるのか
4 学習と臨床能力の評価法
Part III
総合的臨床能力および精神療法における臨床能力を育てる
5 総合的臨床能力を育てるための知識・技能・態度の定義
6 精神療法における臨床能力を育てるための知識・技能・態度の定義
7 レジデントプログラムのカリキュラムに,総合的臨床能力および精神療法における臨床能力を組み込む
8 プログラム責任者の行動リスト
9 ローテーションコーディネーターとコース責任者の行動リスト
Part IV
精神科教育に関心のあるグループが考えていること
10 卒後医学教育認定委員会,精神科レジデント審査委員会および米国精神科神経科 専門医制度によるフォローアップ
付 録
A:卒後年度の研修レベルに応じた最終的な臨床研修評価表
B:精神療法の指導評価
C:レジデントの臨床経験における経過証明書
D:半期の総括評価表
E:レジデントにおける到達臨床能力の証明書
F:卒後年度による評価法の要約
G:研修修了書
H:教育コースおよびローテーションのための目標と目的の模範例
索引