ここがポイント C型・B型肝炎、肝癌の診療

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  • サイズ B5判/ページ数 203p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524239047
  • NDC分類 493.47
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 肝炎・肝癌の診療指針として,一般臨床医やコメディカルのために書かれた実際書.節目検診および節目外検診で肝炎をどのように発見するか,キャリアはどのような経過をたどるか,C型肝炎にインターフェロンはどう処方するかなど実際の診療に即日役立つ充実した内容.各項目ごとに「まとめ」「要点」を示し,一目でポイントが掴める.多忙なドクターに好適な一冊.2色刷.    

《目次》
【主要目次】
口絵
C型肝炎 Hepatitis C
 1.検診によるC型肝炎の発見
  A.なぜC型肝炎検診が必要か
  B.節目検診
  C.節目以外の検診
  D.検診後の実際
  E.C型肝炎抗体陽性者への対応―陽性者全員がC型肝炎キャリアというわけではない
 2.C型肝炎ウイルスの詳しい検査
  A.C型肝炎ウイルス(HCV)定量法の種類
  B.定量法によるHCV-RNA測定(核酸定量法)
  C.コア抗原測定法の活用(ウイルス蛋白測定法)
  D.各種HCV定量法の活用の実際
  E.今後のHCV-RNA定量法の進歩とその活用法
  F.ウイルス型判定の意味
 3.C型肝炎キャリアの自然経過
  A.腹腔鏡と肝生検による進展度診断
  B.肝生検を用いない進展度予測
  C.肝発癌率と経過観察のポイント
 4.C型肝炎の治療
  4-1.インターフェロン単独24週療法の治療効果
   A.インターフェロン単独療法での治療効果
   B.NS5A領域のアミノ酸配列とインターフェロン単独療法の効果
   C.C型慢性肝炎のインターフェロン治療効果予測因子の検討
   D.インターフェロンの副作用について
  4-2.インターフェロン単独長期療法による肝癌の予防
  4-3.リバビリン・インターフェロン併用24週療法の治療効果と副作用対策
   A.併用療法の背景
   B.リバビリンとは
   C.リバビリン・インターフェロン併用療法の治療成績
   D.リバビリンの副作用
   E.今後の課題
  4-4.コンセンサス・インターフェロンによる治療
   A.コンセンサス・インターフェロンとは
   B.コンセンサス・インターフェロンのウイルス学的治療効果
   C.コンセンサス・インターフェロンの肝機能改善効果
   D.コンセンサス・インターフェロン投与時の血中HCV動態
   E.コンセンサス・インターフェロンの副作用と対策
   F.コンセンサス・インターフェロンの治療対象の選択
  4-5.ペグ・インターフェロンの出現でどう変わるか
   A.ペグ化とは
   B.ペグ・インターフェロンα2a単独でのウイルス学的治療効果
   C.ペグ・インターフェロンα2a単独での肝機能改善効果
   D.ペグ・インターフェロンα2aの副作用と対策
   E.ペグ・インターフェロンα2a単独での治療対象の選択
  4-6.リバビリン・ペグ・インターフェロン併用療法
   A.リバビリン・ペグ・インターフェロン併用療法の海外での成績
   B.リバビリン・ペグ・インターフェロン併用療法の抗ウイルス効果
   C.リバビリン・ペグ・インターフェロン併用療法の実際
  4-7.インターフェロン以外の治療法
   A.インターフェロン以外の治療の目的
   B.グリチルリチン製剤(強力ネオミノファーゲンシー)
   C.ウルソデオキシコール酸
   D.瀉 血
   E.小柴胡湯
B型肝炎 Hepatitis B
 5.検診によるB型肝炎の発見
  A.B型肝炎検診の実際
  B.B型肝炎抗原陽性者への対応
 6.B型肝炎ウイルスの詳しい検査
  A.HBe抗原・HBe抗体
  B.HBV-DNA定量法
  C.B型肝炎の種類(ゲノタイプ)による病態の違い
  D.HBV遺伝子変異検査によって何がわかるか
 7.B型肝炎の治療
  7-1.インターフェロンの効くタイプ
   A.インターフェロンの特徴
   B.インターフェロンの治療
   C.遺伝子型(ゲノタイプ)と遺伝子変異による効果予測
  7-2.ラミブジンの使い方
   A.ラミブジンの特徴
   B.B型慢性肝炎のラミブジン治療
   C.ラミブジン耐性ウイルスの出現とその対策
   D.B型肝硬変のラミブジン治療
   E.B型急性肝炎に対していつラミブジンを使うか
肝硬変 Cirrhosis
 8.肝硬変の治療
  A.肝硬変患者に対する生活指導,治療法
  B.肝硬変に伴う腹水の治療
  C.特発性細菌性腹膜炎の治療
  D.肝硬変による肝性脳症の治療
  E.食道胃静脈瘤の治療
  F.こむら返りの治療
  G.脾機能亢進症の治療
  H.インターフェロン療法
 9.慢性肝炎・肝硬変患者の日常生活における留意点
  A.慢性肝炎の経過と悪化因子
  B.他人への感染を避けるために
  C.食事療法
  D.日常生活の留意点
肝癌 Liver Cancer
 10.肝癌の早期発見のために
  A.腹部エコーによる発見とピットフォール
  B.造影エコーの用い方
  C.CT・MRIをいつ行うか
  D.腫瘍マーカーの用い方
 11.肝癌の治療
  11-1.肝癌に対するラジオ波・マイクロ波治療―安全で確実な治療法
   A.肝細胞癌の他臓器の癌と異なる特殊性
   B.治療適応症例の選択
   C.安全で確実な治療法
   D.超音波ガイドで治療困難な部位へのアプローチ―腹腔鏡下治療を含めて
   E.治療効果判定
   F.合併症とその対策
   G.長期予後
  11-2.肝動脈塞栓化学療法(TAE)の用い方
   A.TAEの特徴
   B.TAEの適応
   C.TAEの方法
   D.TAEの成績
   E.TAEのコツ(留意事項)
   F.TAE前後の注意
  11-3.外科治療が必要な肝癌の特徴
   A.肝細胞癌に対する治療方法―外科か内科か
   B.肝細胞癌治療方針決定のフローチャート
   C.治療方針決定のための腫瘍進行度および肝予備能評価
   D.外科手術の役割
   E.進行肝癌に対する集学的治療としての外科的補助手術
  11-4.肝移植のタイミング
   A.わが国の肝移植の特徴
   B.肝移植の適応
   C.C型・B型肝硬変に対する肝移植
   D.肝癌に対する肝移植の適応
  付録1.医療従事者の感染防止対策
  付録2.薬剤一覧
  付録3.各種診療基準

目次

C型肝炎(検診によるC型肝炎の発見;C型肝炎ウイルスの詳しい検査 ほか)
B型肝炎(検診によるB型肝炎の発見;B型肝炎ウイルスの詳しい検査 ほか)
肝硬変(肝硬変の治療;慢性肝炎・肝硬変患者の日常生活における留意点)
肝癌(肝癌の早期発見のために;肝癌の治療)
付録

著者等紹介

泉並木[イズミナミキ]
武蔵野赤十字病院消化器科部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

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