出版社内容情報
《内容》 今までの医学教育に欠けていた「医薬品」の実践書．致命的な医薬品取扱い上の過失（用法，用量，製品の間違い）を未然に防止するために，間違えやすい処方例を豊富に呈示して解説．法律，薬物動態，副作用，相互作用，医薬品情報，注射薬混合についてもふれており，現場で役に立つ知識が身につく．ワンランクアップをめざす人，現場で困りたくない人は必読の書．
《目次》
第１部 基礎編
I 医薬品開発と治験
Ａ 臨床試験とは
Ｂ 医療機関での治験体制
到達チェック問題
II 保険診療
Ａ 医療保険について
Ｂ 保険医療にかかわる主な法令
Ｃ 保険医になるには
Ｄ 診療報酬請求
Ｅ 不正または不当な保険診療と行政措置
III 医薬品と法律
１ 薬事法
Ａ 薬事法における医薬品
Ｂ 薬事法における毒薬・劇薬の取扱い
２ 麻薬及び向精神薬取締法
Ａ 麻薬
Ｂ 麻薬の取扱い
Ｃ 向精神薬の取扱い
到達チェック問題
３ 覚せい剤取締法，医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法
Ａ 覚せい剤取締法
Ｂ 医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構法
IV 薬品管理
Ａ 毒薬・劇薬
Ｂ 生物由来製剤
Ｃ 規制医薬品
第２部 実践編
I 処方せんの書き方
１ 内服薬・外用薬
Ａ 処方せんへの記載事項
Ｂ 患者氏名・年齢・交付年月日
Ｃ 薬名
Ｄ 分量
Ｅ 用法
Ｆ 用量と投与日数
Ｇ 適応症により用法・用量が異なる薬剤
Ｈ 処方に際して特に注意すべき薬剤
Ｉ 散剤の処方
Ｊ 小児薬用量の算定
２ 注射薬
Ａ 注射薬処方せんの形式と記載項目
Ｂ 薬名
Ｃ 分量
Ｄ 用法
Ｅ その他の処方せん作成上の注意点
到達チェック問題
３ 麻薬
Ａ 麻薬処方せんの記載事項
Ｂ 麻薬処方の実際と注意点
４ 向精神薬
Ａ 向精神薬について
Ｂ 向精神薬処方の実際と注意点
５ 抗悪性腫瘍薬
Ａ 抗悪性腫瘍薬の処方作成時の注意点
Ｂ 処方作成の実際と注意点
到達チェック問題
II 臨床薬物動態とTDM
１ 薬物動態学と薬力学
Ａ 時間と濃度と作用
Ｂ 薬物体内動態
Ｃ 血中薬物濃度
２ 剤形と薬物体内動態
Ａ 剤形と薬効
Ｂ 投与経路
Ｃ 剤形
３ 薬物体内動態の変動要因
Ａ 病態時
Ｂ 高齢者
Ｃ 新生児・乳児
４ 薬物間相互作用
Ａ 薬物動態学的相互作用
Ｂ 薬力学的相互作用
Ｃ 薬物と食物との相互作用
５ 副作用
Ａ 副作用とは
Ｂ 副作用の回避法
６ TDM
Ａ TDMとは
Ｂ 採血と測定の時期
Ｃ 治療効果と有効治療濃度域
Ｄ 解析例
到達チェック問題
III 医薬品情報と情報システム
Ａ 医薬品情報の種類
Ｂ 情報の収集法と活用法
IV IVHと製剤
１ 注射薬の調整
Ａ 高カロリー輸液（IVH用輸液）の調整
Ｂ 抗悪性腫瘍薬の注射薬の調整
Ｃ その他の注射剤の調整
到達チェック問題
２ 院内製剤
Ａ 院内製剤とは
Ｂ 注射薬の調整
Ｃ 軟膏剤の調整
Ｄ 坐剤の調整
到達チェック問題
目次
第１部 基礎編（保険診療；医薬品と法律；薬品管理；医薬品開発と治験）
第２部 実践編（処方せんの書き方；臨床薬物動態とＴＤＭ；医薬品情報と情報システム；ＩＶＨと製剤）
著者等紹介
伊賀立二［イガタツジ］
東京大学名誉教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
