運動負荷試験Q&A100

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  • サイズ A5判/ページ数 158p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784524235049
  • NDC分類 492.12
  • Cコード C3047

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出版社内容情報

《内容》 運動負荷試験に豊富な経験を有する著者が,若い医師が共通に抱く疑問点を中心に,必要な知識をQ&A方式にまとめ解説.患者さんの検査室への入室,電極の装着,トレッドミルの動き始めから停止まで,患者さんの退室などの,負荷試験の実際の流れに即して各章に分け,100を超すQ&Aによって実地に役立つ知識,理論的背景を記述.心電図などの図表やイラストを多用.携帯に便利な判型となっている.    

《目次》
【内容目次】
第1章 患者さんが検査室に入室するまで
Q1 なぜ運動負荷試験を行うのですか
Q2 運動負荷試験の種類(負荷器具による)にはどんなものがありますか
Q3 運動負荷試験の種類(負荷方法による)にはどんなものがありますか
Q4 運動生理学に関する基礎知識はどこまで必要ですか
Q5 酸素摂取量(Vo2),METs (metabolic equivalent units),エネルギー代謝率 (RMR : relative metabolic rate),二重積 (RPR: rate-pressure product, DP: double product)とは何ですか
Q6 最大酸素摂取量と最高酸素摂取量の違いは何ですか
Q7 最大心拍数とは何ですか
Q8 目標心拍数とは何ですか
Q9 目標心拍数はどのようにして求めるのですか
Q10 目標心拍数に到達しにくい状態にはどのようなものがありますか
Q11 運動負荷試験の際に心電図をとるのはなぜですか
Q12 運動負荷試験中に血圧を測る必要がありますか
Q13 運動負荷試験に危険はありますか
Q14 どのような症例への運動負荷試験が危険ですか
Q15 不安定狭心症以外の例からも負荷試験で心筋梗塞症を発症することはありますか
第2章 患者さんに電極を装着するまで
Q16 運動負荷試験のプロトコルにどんなものがありますか
Q17 運動負荷試験プロトコルはなぜ必要ですか
Q18 運動負荷プロトコルの選択はどのようにしますか
Q19 トレッドミルの異なるプロトコルやトレッドミルと自転車エルゴメータの負荷量の違いを比較できますか
Q20 運動負荷試験検査前にはどのようなことに注意しますか
Q21 運動負荷試験前に検者は患者さんのことをどの程度把握しますか
Q22 運動負荷試験前に患者さんには何をどこまで説明しますか
Q23 運動負荷試験時の心電図の誘導法はどのようにしますか
Q24 標準12誘導法とMason-Likar誘導法の記録に波形の違いはありますか
Q25 安定した心電図を記録するために電極をどのように着けますか
Q26 安定した心電図を記録するためにほかにどのようなことに気をつけますか
Q27 負荷前に心電図をとる体位はどうしますか
Q28 検査中の血圧の測り方とタイミングはどうしますか
第3章 電極を着けてからトレッドミルが動き始めるまで
Q29 運動負荷前に過換気負荷を施行しますか 
Q30 運動負荷試験時には心電図のどこに注意して観察しますか
Q31 運動負荷試験中にみられるP波の変化と異常所見は何ですか
Q32 運動負荷試験中にみられるQ波の変化と異常所見は何ですか
Q33 運動負荷試験中にみられるR波の変化と異常所見は何ですか
Q34 運動負荷試験中にみられるST部分の変化と異常所見は何ですか. また,J点とは何ですか
Q35 STの偏位はどこで計測しますか
Q36 心筋虚血が起こるとST部分が低下するのはなぜですか
Q37 STが低下した誘導から冠動脈の責任血管を推測できますか
Q38 ST低下をもたらす原因は心筋虚血だけですか
Q39 STが有意に低下すればどの誘導であっても虚血と評価できますか
Q40 STの低下度が大きかったり多くの誘導で低下した場合には重症虚血と判断してもよいですか
Q41 ST変化に影響を与えるその他の因子は何ですか
Q42 偽陽性のST変化の特徴は何ですか
Q43 ジギタリス内服例のST変化をどのように評価しますか
Q44 明らかに偽陽性(偽陰性)が疑われる場合に,結果はどのように記載しますか
Q45 脚ブロックのときにST低下をどう評価しますか
Q46 左脚ブロックのときはどうしてST部分を評価できないのですか
Q47 左脚ブロック例の虚血を検出するための適切な検査はどのような検査ですか
Q48 運動負荷中に出現した脚ブロックにはどのような意味がありますか 
Q49 ST上昇の陽性基準はどうすべきですか
Q50 ST上昇の意義(心筋梗塞症の非合併例)は何ですか
Q51 ST上昇の意義(心筋梗塞症の合併例)は何ですか
Q52 ST上昇症例(心筋梗塞症の合併例)の予後はどうですか
Q53 運動負荷試験中にみられるT波の変化と意義は何ですか
Q54 T波の変化は非特異的ということですが,Masterの診断基準にT波の逆転に関する基準があるのはなぜですか
Q55 運動負荷試験中にみられるU波の変化と異常所見は何ですか
Q56 運動負荷中の心電図の実波形がモニタでは見づらいのですが,コンピュータ処理による波形だけ見ていればよいのですか
第4章 トレッドミルが動き始めてから止まるまで
Q57 運動負荷試験中に出現した心室性期外収縮にはどんな意味がありますか
Q58 出現した期外収縮を頻発と散発に分ける基準は何ですか
Q59 運動負荷誘発性の心室頻拍や心室細動の意義は何ですか
Q60 運動負荷誘発性の上室性頻拍の意義は何ですか
Q61 運動負荷誘発性の心房細動の意義は何ですか
Q62 運動負荷誘発性の徐脈性不整脈の意義は何ですか
Q63 運動負荷を中止する徴候は何ですか
Q64 胸痛のような主観的な自覚症状をどのように評価しますか
Q65 胸痛以外の呼吸困難や下肢疲労などの自覚症状をどのように評価しますか
Q66 負荷中の血圧低下および著明な血圧上昇の意義は何ですか
Q67 運動負荷中に生じると危険なこととして念頭に置くべきことは何ですか
Q68 負荷を開始しても患者さんがうまく歩けないのですが
Q69 負荷を終了するときはトレッドミルを普通に止めてよいですか.それともクールダウンが必要ですか
Q70 ステージの途中で運動終点を迎えたときにはどのように評価しますか
Q71 負荷を終了した後の被検者の体位はどのようにしますか
第5章 トレッドミルを止めてから患者さんが退室するまで
Q72 運動負荷終了後に回復期はどのくらいモニタ観察を続ければよいですか
Q73 回復期に注意すべき心電図変化は何ですか
Q74 回復期に注意すべきその他の事象は何ですか
Q75 運動負荷試験終了後の一般的注意は何ですか
Q76 運動負荷試験の結果はどのように報告しますか
Q77 運動負荷試験の精度はどの程度ですか
Q78 運動負荷試験のST-HR slopeとは何ですか
Q79 運動負荷試験のST-HR loopとは何ですか
Q80 ST低下の基準に他の指標(Q波やR波の基準やST-HR Indexなど)を組み合わせると診断精度が向上しますか
Q81 心電図の誘導を12誘導以外のところに着けた場合(例えば右側胸部誘導),負荷試験の感度が上がりますか
Q82 コンピュータによる運動負荷心電図の自動診断精度はどの程度ですか
Q83 トレッドミル負荷試験の手順をもう一度まとめてください
第6章 さらに深く運動負荷試験を学びたい人のために
Q84 息切れや下肢疲労の程度から次のステージに進むことが無理と考えられるケースで,しかも目標心拍数に到達していない場合に,何か心拍数を上昇させる良い手段はありませんか
Q85 運動負荷を始めてすぐに目標心拍数に到達する症例はどのように観察しますか
Q86 運動負荷試験結果から予後が推定できますか
Q87 運動負荷試験陰性例の予後は良好ですか
Q88 運動負荷試験結果をどのように治療に反映させますか
Q89 内科治療後の運動負荷心電図がどの程度改善すれば薬効があったと評価してよいのですか
Q90 運動負荷心筋シンチグラム検査を行う際の運動負荷で気をつけることは何ですか
Q91 心房細動患者への運動負荷試験の意義は何ですか
Q92 洞機能不全患者への運動負荷試験の意義は何ですか
Q93 房室ブロック患者への運動負荷試験の意義は何ですか
Q94 経皮的冠動脈形成術(PTCA)後の運動負荷試験の意義は何ですか.また,施行時期はいつが適切ですか
Q95 経皮的冠動脈形成術(PTCA)時にステントを挿入した症例での運動負荷試験は時期を遅らせるべきですか
Q96 冠攣縮性狭心症の誘発方法や運動負荷への反応の特徴は何ですか
Q97 弁膜疾患への運動負荷試験の意義は何ですか
Q98 僧帽弁逸脱症の運動負荷試験の意義は何ですか
Q99 肥大型心筋症への運動負荷試験の意義は何ですか
Q100 小児への運動負荷試験の意義は何ですか
Q101 心臓手術以外の術前検査としての運動負荷試験の意義は何ですか
Q102 見かけ上健常人のスクリーニングや生活習慣病患者さんへの運動指導前の負荷試験の意義は何ですか
Q103 運動負荷試験結果から日常生活の指導ができますか
Q104 心疾患患者のスポーツをどのように許可しますか
Q105 運動療法の一般的な注意は何ですか
Q106 運動処方をする上で,エルゴメータで求めたW数による運動強度を平地歩行のトレッドミルに換算したいのですが
Q107 ごく簡便に運動処方したいのですが
Q108 運動負荷試験や運動療法の健康保険上の取り扱いはどのようになっていますか
Q109 もっと深く運動負荷試験のことを学びたいので,よい教科書を紹介してください
Q110 運動負荷のことを取り上げたホームページはありますか

目次

第1章 患者さんが検査室に入室するまで
第2章 患者さんに電極を装着するまで
第3章 電極を着けてからトレッドミルが動き始めるまで
第4章 トレッドミルが動き始めてから止まるまで
第5章 トレッドミルを止めてから患者さんが退室するまで
第6章 さらに深く運動負荷試験を学びたい人のために

著者等紹介

上嶋健治[ウエシマケンジ]
1955年大阪市生まれ。1980年和歌山県立医科大学卒業。1984年和歌山県立医科大学大学院博士課程内科学(循環器)修了。1984年国立循環器病センター心臓内科。1989年~93年和歌山県立医科大学循環器内科助手。(1990年~92年米国ロングビーチ退役軍人病院循環器研究室留学)。1993年岩手医科大学第二内科講師。1997年岩手医科大学第二内科・循環器医療センター助教授。現在に至る。日本心臓リハビリテーション学会理事・編集委員。日本心臓病学会教育委員・特別正会員(FJCC)。日本臨床生理学会評議員・在り方委員。日本集中治療医学会広報委員・CCU委員。日本循環器管理研究協議会評議員。日本心不全学会評議員。日本マグネシウム学会評議員・編集委員。循環器負荷研究会運営幹事。臨床運動療法研究会幹事・編集委員。運動心臓病学研究会幹事。日本循環器学会学術委員会「心疾患における運動療法に関するガイドライン」作成委員
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