内容説明
本書は、神経学の臨床について、重要な基礎的な問題を記述するとともに、ことに老年者の病態生理をもととした新しい神経学の在り方に触れたものである。学外・学内の多くの専門家によって、それぞれ緊密な連絡をとりながら、各項がまとめあげられた。歴史的な基本的な問題と、現実的な応用の問題とを含めて、将来の展望に役立つようなテーマが選ばれている。
目次
1 老年神経学とは
2 老年者の特徴
3 神経の老化
4 老年神経疾患の診断法
5 各論(脳血管障害;不随意運動疾患;痴呆疾患;運動ニューロン;脊髄小脳変性症 ほか)
6 内科疾患における神経症候