血管エコーのすべて―頭部から末梢まで

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血管エコーのすべて―頭部から末梢まで

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  • サイズ B5判/ページ数 167p/高さ 26cm
  • 商品コード 9784524224937
  • NDC分類 492.12
  • Cコード C3047

出版社内容情報

《内容》 体表からのエコーで頸動脈などの血流動態を検査する方法に注目が集まっている.機器の技術革新によって体表からごく浅い部位の観察ができるようになったことと,高齢化社会と食生活の欧米化に伴う動脈硬化の増加に高い関心が集まっている状況がクロスしたためである.本書は,検査技師,研修医,循環器科医を読者対象に,血管領域の超音波検査について図版を多用してわかりやすく解説.断層像と病理標本を対比できることも特徴の一つ.日常診療・検査の具体的な内容を盛り込み,臨床の現場ですぐに役立つ.    

《目次》
【主要目次】
第1章 血管領域における超音波検査
 A 血管検査における超音波診断の位置付け
  1 頸動脈
  2 頭蓋内動脈
  3 大動脈
  4 冠動脈
  5 末梢動脈
  6 末梢静脈
 B 超音波検査のための基礎知識
  1 探触子の種類と選択
  2 超音波診断法の種類
 C 超音波装置の技術革新
  1 デジタルビームフォーマー
  2 組織ハーモニックイメージング法
  3 coded excitation法
  4 探触子の性能の向上
  5 Bモード表示による血流表示(B flow)
  6 エクストリームレゾリューション(XRES)
  7 複数方向送信
  
第2章 血管の病理と血流動態
 A 動脈硬化症
  1 動脈硬化の特徴
  2 粥状動脈硬化の進み方
  3 動脈硬化の危険因子
  4 動脈硬化が起こりやすい部位
 B 動脈瘤
  
第3章 各論
 A 頭部血管検査
  1.解剖と循環
  1 大動脈弓から頸部血管
  2 総頸動脈と内頸動脈,外頸動脈の位置
  3 頭部血管
  4 大動脈弓周辺の血管の分枝
  2.頸動脈の超音波検査
  1 検査の目的
  2 検査の手順と測定アプローチ
  3 頸動脈内膜中膜複合体厚の測定法と正常値
  4 超音波法によるプラークの評価
  5 超音波法によるプラーク評価の実際
  6 超音波断層法とドプラ法を用いた頸動脈狭窄度の測定
  7 頸動脈の狭窄率評価の実際
  3.眼科領域の血流ドプラ検査
  1 眼窩の解剖
  2 検査の目的
  3 眼動脈の超音波検査
  4 網膜中心動脈と網膜中心静脈の超音波検査
  5 眼科領域超音波検査の実際
  4.経頭蓋超音波検査
  1 検査の目的
  2 検査の手順とアプローチ
  3 超音波による頭蓋内血管の評価
 B 大動脈の検査
  1 大動脈の解剖
  2 検査の目的
  3 検査の手順と測定アプローチ
  4 大動脈の超音波検査の実際―(1) 大動脈瘤
  5 大動脈の超音波検査の実際―(2) 大動脈解離
  6 大動脈の超音波検査の実際―(3) その他の大動脈疾患
 C 末梢動脈
  1 解剖と循環
  2 検査の目的
  3 検査の手順と測定アプローチ
  4 末梢動脈疾患の好発部位
  5 手術に関連した末梢動脈の検査法(CABG時のグラフト)
  6 末梢動脈評価の実際―(1)上肢末梢動脈
  7 末梢動脈評価の実際―(2)下肢末梢動脈
  8 指先エコー
 D 冠動脈バイパス術における内胸動脈バイパスグラフト
  1 大動脈―冠動脈バイパス血管の解剖
  2 検査の目的
  3 検査の手順と測定アプローチ
  4 内胸動脈の術前評価
  5 内胸動脈超音波検査の実際
 E 末梢静脈
  1 静脈の解剖
  2 検査の目的
  3 検査の手順と測定アプローチ
  4 下肢静脈を観察する方法
  5 深部下肢静脈の検査の手順と測定アプローチ
  6 下肢静脈超音波検査の実際

目次

第1章 血管領域における超音波検査(血管検査における超音波診断の位置付け;超音波検査のための基礎知識;超音波装置の技術革新)
第2章 血管の病理と血流動態(動脈硬化症;動脈瘤)
第3章 各論(頭部血管検査;大動脈の検査;末梢動脈 ほか)

著者等紹介

増山理[マスヤマトオル]
大阪大学大学院医学系研究科病態情報内科学講師

辻本正彦[ツジモトマサヒコ]
大阪警察病院部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。