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出版社内容情報
《内容》 痛みのケアは,看護ケアの中でも大きなウエイトを占めるものである.疼痛緩和のケアを行うにあたっては,患者の多種多様な痛みがどこに由来するか,痛みがどのように起こり,伝わるかを理解することが求められる.本書は,癌性・非癌性疼痛のメカニズムとそのアセスメント,またアヘンとモルヒネについて解説したほか,痛みのケアに携わるナースに必要な基礎知識を幅広く提供している.最新の知見を織り込み,up-to-dateなものに改訂.2色刷. 《目次》 【主要目次】第1章 痛みとは何か A.痛みの定義 B.痛みの警告機能 C.痛み刺激に対する防御反射 D.有害な急性の痛み E.慢性痛第2章 非癌性疼痛のメカニズム A.皮膚の機械的刺激による急性痛 B.炎症による急性痛 C.腹部内臓痛 D.術後痛 E.ストレスと筋肉痛 F.廃用症候群 G.鞭打ち損傷 H.高齢者の痛み I.帯状疱疹痛 J.小児の痛み第3章 癌性疼痛のメカニズム A.癌の進行に伴う痛み B.癌の治療に関連した痛み C.白血病の痛み第4章 痛みのアセスメント A.患者さんから学ぶ B.初期アセスメント C.その後のアセスメント第5章 患者さんのこころ A.痛みと不安 B.心因性疼痛 C.注意転換 D.『イワン・イリッチの死』―末期癌患者さんの心第6章 アヘンとモルヒネ A.アヘンの吸煙 B.アヘン戦争 C.デクインシーの告白―19 世紀の英文学とアヘン D.モルヒネの発見 E.麻薬取締法の成立 F.モルヒネの鎮痛作用 G.末期癌の痛みとモルヒネ H.チボー家の人々 I.内因性オピオイドペプチド J.モルヒネを長期投与したときの副作用 付.麻薬の取扱い第7章 看護の現場から 患者さんのケアを通して 疼痛緩和のための試み
内容説明
本書は現場で遭遇する痛みのメカニズムやアセスメント、さらに治療法の原理について確かな情報を提供できるわかりやすい標準的な解説書をめざしてきた。中でも死亡原因の第1位を占め、年間28万以上の人がそのために命を落としている癌の痛みとその治療に使われる鎮痛薬に多くの頁を割り当ててきた。改訂にあたっても、癌の痛みの部分に重点をおいた。さらに高齢者に多い帯状疱疹痛を追加した。
目次
第1章 痛みとは何か
第2章 非癌性疼痛のメカニズム
第3章 癌性疼痛のメカニズム
第4章 痛みのアセスメント
第5章 患者さんのこころ
第6章 アヘンとモルヒネ
第7章 看護の現場から
著者等紹介
黒政一江[クロマサカズエ]
前滋賀医科大学看護部副部長
坂井靖子[サカイヤスコ]
滋賀医科大学看護部副部長
三島幸子[ミシマユキコ]
滋賀医科大学看護部副部長
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。