出版社内容情報
《内容》 整形外科保存療法の軸となる薬物療法と運動・理学療法の実際について，臨床現場で必須の最新情報を集大成したテキスト．従来の書籍では記述の少なかった薬物療法と運動・理学療法の基礎的・理論的側面を分かりやすく解説し，患者説明にも利用できる．各論では，日常診療で扱う機会の多い疾患50余を選び，運動療法を中心とした保存療法を経時的に示す．
《目次》
【主要目次】
I. 薬物療法
Ａ．薬物の使用法
鎮痛薬／非ステロイド性抗炎症薬経口・坐薬／抗生物質／副腎皮質ステロイド／抗癌薬／筋弛緩薬／漢方薬／関節内注射薬／軟膏・貼布剤／皮膚消毒薬
Ｂ．手術前後の対策
抗菌薬の投与／膀胱炎・尿路感染症／排尿障害／術後疼痛対策／輸血管理
Ｃ．基礎疾患への対策
抗凝固薬療法／糖尿病患者への対策
II. 運動・装具・牽引療法
Ａ．運動・理学療法の基礎知識
運動と脳の制御機構の改善／運動と骨代謝／筋収縮運動とエネルギー代謝
Ｂ．治療法の理論と実際
筋力維持・増強法／関節拘縮の予防と治療法／ストレッチ体操／神経筋促通法／水中訓練／物理療法による疼痛治療／レーザー光線による疼痛治療
Ｃ．装具療法の実際
ギプス包帯とプラスチック包帯／テーピングの理論と実際／装具と自助具／杖と車椅子
Ｄ．併存する内科疾患と整形外科的運動負荷
心臓血管系疾患／慢性肝機能障害／慢性呼吸器疾患／腎機能障害／糖尿病
Ｅ．反射性交感神経性ジストロフィーに対する運動療法
III. 疾患別各論
Ａ．脊椎
脊髄損傷／頸椎椎間板ヘルニア／外傷性頸部症候群／頸肩腕症候群／化膿性脊椎炎／いわゆる腰痛症／腰部脊柱管狭窄症／腰椎椎間板ヘルニア
Ｂ．上肢
いわゆる五十肩／肩腱板断裂／胸部出口症候群／肩鎖関節の損傷／上腕骨顆上骨折における牽引療法／テニス肘／野球肘／変形性肘関節症／前腕骨遠位端骨折／Kienbok病／狭窄性腱鞘炎／母指CM関節症
Ｃ．下肢
変形性股関節症／人工股関節置換術の後療法と生活指導／大腿骨頭壊死／Perthes病／小児大腿骨骨折における牽引療法／脛骨踝部骨折／Osgood-Schlatter病／膝蓋骨亜脱臼症候群／ACL断裂／PCL断裂／膝内側側副靱帯損傷／半月損傷／変形性膝関節症／人工膝関節置換術後の後療法と生活指導／アキレス腱断裂／アキレス腱周囲炎／足関節靱帯損傷の装具療法／先天性内反足／外反母趾
Ｄ．感染，代謝疾患，神経疾患など
関節リウマチ（RA）／骨・関節結核／化膿性関節炎／くる病，骨軟化症／骨粗鬆症／絞扼性神経障害／痛風／脳性麻痺／末梢循環不全，静脈血栓／肺塞栓，深部静脈血栓症／骨肉腫，Ewing肉腫／末期がん患者の疼痛対策
