出版社内容情報
《内容》 角膜移植は,近年大きく進歩し,術後の乱視や近視が減って非常によい視力が得られるようになってきた.また,従来治療不可能だった疾患に対しても,視力が得られるようなってきている.本書では,適応症例,移植の実際,成績や合併症の程度,術後のフォローを具体的に示し,「角膜移植のいま」を紹介.角膜移植に携わる医師,コメディカルスタッフ,移植コーディネーターにとっての必読書.
《目次》
【主要目次】
本書で使用される主な略語
1.角膜移植の現状と課題
2.角膜移植の術前検討事項
A.患者・家族への説明(インフォームドコンセント)
B.術前の評価(視機能・ドライアイ・輪部機能)
◎費用に関する知識
C.術式の選択
D.術前処置・麻酔
E.手術器具
3.角膜移植の実際
A.全層角膜移植
B.トリプル手術
C.表層角膜移植,深層角膜移植
D.治療的角膜移植
E.角膜上皮ステムセル移植
F.羊膜移植
G.新しい手術法
4.角膜移植の術後管理
A.免疫抑制薬の使い方
B.術後定期検査
C.ドライアイの管理
D.屈折の管理
5.術後合併症とその対策
A.遷延性角膜上皮欠損
◎HLAマッチング
B.高眼圧・緑内障の管理
C.拒絶反応の診断と治療
◎角膜移植とACAID
D.感染症(細菌,真菌,ヘルペスウイルス)
6.アイバンク
A.アイバンクに関する法的知識
B.眼球摘出と保存
C.海外アイバンク
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