出版社内容情報
《内容》 HDとHFを組み合わせたHDF(血液透析濾過法)は尿毒素の除去を目的として考案された.開発から25年余,合成高分子化学の進歩により,通常の透析と同様の労力とコストが実現した.透析合併症の予防,生存率の向上を背景に,HDFの効果が見直されている.基礎編,臨床編を通して,最新の理論と知見が,個条書き形式で図表を駆使して記述されている. 《目次》 【主要目次】序 章 HDF の歴史1.基 礎 1章 血液浄化の基礎理論 2章 HDF の除去理論 3章 ET(エンドトキシン)の基礎 4章 ET 測定に関するバリデーション 5章 ET 除去フィルタ 6章 洗浄消毒剤 7章 RO(逆浸透)装置 8章 水質管理の基本原則 9章 透析液と on-line 希釈液の水質基準 10章 HDF と生体適合性2.臨 床 11章 HPM-HD,HF,HDF の臨床 12章 HDF の適応病態 13章 セントラル on-line HDF に必要な装置と体制 14章 大量液置換 HDF―とくにon-line HDFの臨床効果 15章 P / P HDF 16章 HDF 用ヘモフィルタ 17章 個人用 on-line 装置の概要 18章 逆濾過促進型ダイアライザによる HDF 19章 AFBF 20章 CHDF
内容説明
本書では、基礎編、臨床編のいずれにおいても、最新の理論や知見が、理解しやすい箇条書きの形式で記述されている。純度の高い透析液をつくる水処理技術を追求し、大分子の尿毒素までも除去し、難治性合併症を治すことを一貫とした方針とした。
目次
1 基礎(血液浄化の基礎理論;HDFの除去理論;ET(エンドトキシン)の基礎
ET測定に関するバリデーション ほか)
2 臨床(HPM‐HD、HF、HDFの臨床;HDFの適応病態;セントラルon‐line HDFに必要な装置と体制;大量液置換HDF―とくにon‐line HDFの臨床効果 ほか)