出版社内容情報
《内容》 「末梢血幹細胞移植-基礎から臨床まで-」の姉妹編.造血幹細胞移植が多様化する中で,末梢血幹細胞移植,臍帯血移植を中心にその基礎と実際の手技・プロトコールについて最近の知見を盛り込みわかりやすく解説した実際書.一般臨床医,とくに,がん治療に携わる医療従事者は必読の一冊. 《目次》 【主要目次】1 造血幹細胞移植-総論2 造血幹細胞移植における基礎的研究の進歩 1.末梢血および臍帯血幹細胞の特性 2.造血幹細胞のex vivo増幅 3.微小残存病変の検出方法と移植治療への応用 4.高速セルソーターの応用3 同種末梢血幹細胞移植(PBSCT)の基礎と臨床 1.自己および同種PBSCTの概要 2.末梢血幹細胞(PBSC)の動員法 3.ドナーの安全性 4.同種PBSCT後の造血および免疫再構築 5.同種PBSCTにおけるGVHD 6.同種PBSCTの臨床4 臍帯血移植(CBSCT)の基礎と臨床 1.臍帯血移植の概要 2.臍帯血幹細胞の採取 3.臍帯血幹細胞の保存 4.臍帯血移植の免疫学的特徴 5.臍帯血移植の臨床 6.臍帯血バンクの現状と展望5 CD34陽性細胞移植の基礎と臨床 1.CD34陽性細胞の基礎:純化方法 2.CD34陽性細胞移植の臨床6 ドナーリンパ球輸注療法(DLT) 1.GVHDとGVL効果 2.DLTの現状 3.DLTの適応と限界7 造血幹細胞移植の新しい展開 1.造血幹細胞移植と遺伝子治療 2.造血幹細胞移植の今後の展望 3.細胞療法の将来展望
内容説明
造血幹細胞移植の基礎となる骨髄移植は、基礎的研究で得られた知見や技術をいち早く臨床応用することによって進歩してきた。本書においても、造血幹細胞移植の進歩を支える多くの基礎的研究の成果について解説を試みている。具体的には、ユニバーサルドナーからの造血幹細胞移植を可能にする幹細胞のex vivo増幅や純化CD34陽性細胞移植、抗原特異的免疫療法として確立されつつあるドナーリンパ球輸注療法(DLT)、造血幹細胞移植をより洗練された治療法とするための微小残存病変の臨床的意義、有望な遺伝子治療として期待される造血幹細胞への遺伝子導入、などである。
目次
1 造血幹細胞移植―総論
2 造血幹細胞移植における基礎的研究の進歩
3 同種末梢血幹細胞移植(PBSCT)の基礎と臨床
4 臍帯血移植(CBSCT)の基礎と臨床
5 CD34陽性細胞移植の基礎と臨床
6 ドナーリンパ球輸注療法(DLT)
7 造血幹細胞移植の新しい展開
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