出版社内容情報
《内容》 平成9年度のカリキュラム改正の目的の一つに,精神看護学の技術を十分に教えること,自ら考えることができるナースを育てることがある.本書は,クリティカルシンキングを養う教授方法として注目されているIBLの実際を示すとともに,精神看護学におけるアセスメント,コミュニケーション技術などと,その臨床応用をわかりやすく解説.時代にマッチしたテキスト,自己学習書となっている. 《目次》 【主要目次】思考過程の教育の意味1.クリティカルシンキングとIBL教授方法 A.看護教育におけるクリティカルシンキング B.IBL教授方法 C.事 例 C-1 事例1・一人暮らしの女性 C-2 事例2・人生の一部 C-3 事例3・やせてやせてそして浮かれ気分 D.クリティカルシンキング測定用具2.精神看護の技術 A.精神看護の看護過程 B.精神看護におけるアセスメント B-1 身体面 B-2 精神面 B-3 セルフケア能力 B-4 社会面 B-5 行動面 C.患者‐看護者関係 D.コミュニケーション技術 E.技 能 F.自己の振り返り G.スーパービジョン3.精神看護技術の臨床への応用 A.グループワーク B.SST(Social Skills Training) C.心理教育 D.看護カウンセリング E.家族への看護面接 F.集団精神療法 G.サポートネットワーク H.精神科訪問看護精神看護者の役割
内容説明
本書では、クリティカルシンキングの力を育てるために、現在ハワイ大学看護学部で実践されているIBL(Inquiry Based Learning)をまず紹介する。とくに、編者の大学では、全学をあげて看護学のすべての教科目にIBLの哲学をとりいれている。IBLの理論的背景そして実際の展開方法およびクリティカルシンキングの能力を測定することについて詳しく紹介する。そして看護を実際に展開する看護過程について、看護診断を含めて編者の方法論を述べる。次に精神看護の技術では、「身体面」「精神面」「セルフケア面」「社会面」「行動面」のアセスメント能力を高める視点を紹介する。そして、対人関係を発展させる理論と技術が修得できることを目指した論を展開する。最後に、これらの技法を臨床場面で活用するさまざまな治療技法を紹介する。
目次
1 クリティカルシンキングとIBL教授方法(看護教育におけるクリティカルシンキング;IBL教授方法;事例 ほか)
2 精神看護の技術(精神看護の看護過程;精神看護におけるアセスメント;患者‐看護者関係 ほか)
3 精神看護技術の臨床への応用(グループワーク;SST(Social Skills Training)
心理教育 ほか)
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