出版社内容情報
《内容》 生物集団内における遺伝的多様性を一つの量やマーカーとして、生態学の諸問題に分子集団遺伝学を適用するための方法論を系統的に記述。遺伝的変異の分布に影響する様々な要因を考慮にいれ、遺伝的変異を基本的に生じさせる原因やそれがどのようにして検出されたり解析されるか、また観察された変異をどのように解釈するかなどを簡潔に解説。
目次
1 自然集団の遺伝的多様性(自然集団;突然変異の性質;突然変異率;集団における突然変異の広がり)
2 遺伝的多様性の分子レベルにおける解析(酵素電気泳動;核酸電気泳動、制限酵素、サザンブロット法;ラベルされたDNAとの交雑;ミトコンドリアDNAの単離と制限酵素による分析;ポリメラーゼ連鎖反応;DNA配列決定法)
3 変異と遺伝的距離の統計的解釈(遺伝的多様性;集団間の多様性;遺伝的距離;ヘテロ接合度の分散と遺伝的距離;集団の多様性に及ぼす移住の効果;集団の有効な大きさ;血縁鑑定)
4 生物集団の様々な問題に対する分子的手法の適用(タンパク質に関する研究;ミトコンドリアDNA;核DNA―単一コピー遺伝子 ほか)
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