出版社内容情報
《内容》 免疫抑制薬は,自己免疫疾患,膠原病,アレルギー疾患の治療に欠かすことができない薬剤であり,近年の臓器移植の進歩に果たした役割もきわめて大きい.古くからある薬剤も,適応の拡大と用法の改善によって,従来以上に使用されている.一方で使い方が難しく,さまざまな制約から使用が躊躇されることも多い.具体的な処方を示しながら,薬の選び方,使い方を臨床の現場の方々にわかりやすく解説した. 《目次》 【主要目次】1.免疫抑制薬の分類と作用機序 1 免疫抑制薬の多様性 2 免疫抑制薬の分類2.免疫抑制薬の種類 2・1 シクロホスファミド 2・2 アザチオプリンと6-メルカプトプリン 2・3 メトトレキサート 2・4 ミゾリビン 2・5 シクロスポリン 2・6 タクロリムス 2・7 生物学的製剤(モノクローナル抗体)3.内科疾患における免疫抑制薬の使い方 3・1 膠原病・リウマチ性疾患 3・2 呼吸器疾患 3・3 心血管疾患 3・4 消化器疾患 3・5 肝疾患 3・6 腎疾患 3・7 血液疾患 3・8 神経疾患 3・9 皮膚疾患4 移植における免疫抑制薬の使い方 4・1 造血幹細胞移植 4・2 腎移植 4・3 肝移植