出版社内容情報
《内容》 ▼日本の肩関節外科をリードする新進気鋭のメンバーによって「肩の痛み」のすべてを解説.▼石灰沈着性腱板炎や滑液包炎など激痛をきたす疾患に対しては,その処置を明快でわかりやすいイラストで示した.また,本書の鑑別診断表が,五十肩,腱板断裂,腱板疎部損傷,インピンジメント症候群,変形性肩関節症など鑑別診断に迷う疾患に対しての指針として活用できる.さらに,動揺性肩関節や上肢全般の反射性交感神経性ジストロフィーについても詳説した.▼肩関節を専門とする整形外科医だけでなく,広く運動器障害を扱うスタッフも必読の一冊. 《目次》 【内容目次】1.概 説2.肩の知覚受容器1.知覚受容器の役割2.知覚受容器(知覚神経終末)の種類 3.肩の痛みと自由神経終末4.肩関節における運動反射弓3.機能解剖A.肩関節・肩甲骨1.肩甲上腕関節2.肩峰下関節3.肩甲胸郭関節4.肩関節の可動性5.肩関節の拳上メカニズム6.肩関節の動作筋7.肩の神経8.肩の血管B.胸鎖関節・鎖骨・肩鎖関節1.関節の形態2.バイオメカニクス4.診察の進め方1.問 診2.鑑別診断3.視 診4.触診・運動診5.検査診6.各種検査5.代表的疾患1.石灰沈着性腱板炎2.腱板断裂3.インピンジメント症候群4.腱板疎部損傷5.五十肩6.上腕二頭筋長頭腱症候群7.変形性肩関節症・肩鎖関節症7-1 変形性肩関節症7-2 変形性肩鎖関節症8.動揺性肩関節9.肩関節脱臼・肩鎖関節脱臼9-1 肩関節脱臼9-2 肩鎖関節脱臼10.胸郭出口症候群 11.肩関節周囲の絞扼性神経障害11-1 腋窩神経の絞扼性障害11-2 肩甲上神経の絞扼性障害12.反射性交感神経性ジストロフィー12-1 反射性交感神経性ジストロフィー総論12-2 肩の反射性交感神経性ジストロフィーa.五十肩と肩手症候群b.腱板断裂と肩手症候群c.bracial neuritisとRSDd.頸椎疾患と肩手症候群e.肩関節形成術とRSDf.脳血管障害と肩手症候群g.虚血性心疾患と肩手症候群13.スポーツ肩障害a.リトルリーグ肩b.肩の絞扼性神経障害c.肩のBennett病変(肩甲骨関節窩後下方の骨棘形成)d.肩関節前方亜脱臼障害e.肩関節窩上関節唇複合損傷(SLAP病変)f.上腕二頭筋長頭腱腱鞘炎・(亜)脱臼g.慢性癒着性肩峰下滑液包炎h.腱板断裂i.肩インピンジメント症候群j.診断上のポイントと要約
目次
1 概説
2 肩の知覚受容器
3 機能解剖
4 診察の進め方
5 代表的疾患
-
- 和書
- 沢田研二 朝日新書