感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ころこ
33
大澤真幸『〈世界史〉の哲学 近代篇Ⅰ』の後半で大展開されていた小説論では、本書は多数引用されていました。実際読んでみると、大澤の議論のつくり方が上手く、本書は論点が曖昧な部分もあり冗長だというのが率直な感想です。そこまで気にならないのであれば、大澤の引用で満足しておいた方が無難です。本書は17、18世紀に活躍したイギリスの小説家ダニエル・デフォー、サミュエル・リチャードソン、ヘンリー・フィールディングの作品を通じた小説論となっています。大澤の本では小説論を通じた近代論でした。まず、普通のひとならばデフォー2021/06/08
たぬき
0
イギリス文学の特徴がわかるかと思って読んだが、イギリス固有の話はしていない。2018/05/01