出版社内容情報
内容説明
ミステリの形式や題材を更新しつつ、ジャンル外の諸要素も取り入れた現代ミステリを気鋭の作家10人から見定めるミステリ論集。
目次
二〇一〇年代ミステリの小潮流、あるいは現代ミステリの方程式
シャーロック・セミオシス―円居挽論
燃ゆる闘魂―森川智喜論
想像としての「社会派」―深緑野分論
推理と想像のエンターテインメント―青崎有吾論
特殊設定ミステリ プロトタイピングの可能性―白井智之論
唯物論的な奇蹟としての推理―井上真偽論
我們の時代―陸秋槎論
作家だって一生推してろ―斜線堂有紀論
あらかじめ壊された探偵たちへ―阿津川辰海論
連帯と推理―今村昌弘論
謎を多割せよ―「本格推理ゲーム」とSOMI論
あとがきに代わる四つのエッセイ、あるいは、ミステリの未来に向けて
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