内容説明
ファンとの交流会を豪華客船で行う企画を受けたミステリー作家の高沢のりおだが、クルーズ中に客船にまつわるトリックを二社分作らなくてはならなくなった。高沢は友人でかつて航空機に関わっていた倉崎に同行をたのみ、彼の工学的な知識に頼ろうと考える。高沢の苦難の旅が始まる(『クルーズはミステリーとともに!』)。念願の旧いBMWを手に入れた映像作家の深川は友人たちに自慢するためドライブに誘う。旧いクルマ特有の問題に悩まされながらも楽しんでいる深川だが、友人の警察官僚・園部からクルマに関する謎を相談される(『ドライブは旧き良きクルマとともに!』)。
著者等紹介
未須本有生[ミスモトユウキ]
1963年長崎県生まれ。東京大学工学部航空学科卒。大手メーカーで航空機の設計に携わる。1997年よりフリーのデザイナー。2014年『推定脅威』で第21回松本清張賞を受賞しデビュー(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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yasu_z2
4
船はつまらなかったが自動車の方はまあまあ面白かったがミステリー感はなかった。2021/11/27
うさ
4
豪華客船でのツアーで繰り広げられる、ファンとの交流会を行うミステリー作家の話と中古のBMW6を買った映像作家の話の2編入った中編集。 殺人どころか血なまぐさい事件は全く起こりません。車好きとしてはBMWの話が船の話より100倍は面白かったわ~ この手の本借りたことが僕にとっての非日常やったな(笑)2021/11/06
ムーミンママ
4
豪華クルーズ船と車を使ったミステリー。トリックが凄い!!(特に車の方)禍々しくないので さらりと読めました。2021/09/01
ともりぶ
2
クルーズ船で謎探しは面白かった。マニアとはいえ車が壊れ続けるのは乗ってて怖くないのだろうか。2021/09/10
たかひー
0
★★★ 厚さのわりに早く読み終わった。ミステリーの2歩ぐらい手前という印象で、なんだろ、可も無く不可もなくというところか。2022/04/06