内容説明
今、国民と国家、官僚の関係が問い直されている。官僚は国家運営に「不可欠の歯車」か「必要悪的存在」か。官僚的組織なしに国家も自治体国際機関も運営できない。中国の影響下に独自の発展をした日本と韓国の官僚制を通じ国家の本質を解明、さらに勲章などの栄典制度も分析した、近くて遠い国日本と韓国の相互理解の書。
目次
第1部 日本編(古代日本の支配機構と身分制度;律令時代の支配機構と身分・位階・官職;平安時代の支配機構と身分・位階・官職;鎌倉、室町時代の幕府機構と身分・位階・官職 ほか)
第2部 韓国編(韓国中世の官僚と身分制度;朝鮮王朝時代(近世)の封建的官僚制度
大韓帝国と朝鮮総督府時代(近代)の官僚、位階、勲章制度
大韓民国(現代)の文武官僚制度 ほか)
著者等紹介
中名生正昭[ナカノミョウマサアキ]
1927年東北大法学部卒、読売新聞社経営計画委員会幹事会幹事代表、総合技術開発室長、編集委員を歴任、三菱重工業と提携し世界初のロボット輪転機RX、日立製作所と提携しニューメディア総合配信システムSUMMITの考案開発実用化に成功。東京読売サービス創立に参画、取締役企画制作本部長。現在日本マスコミュニケーション学会会員
朴進山[ボクシンザン]
戸籍名・朴允鎮。1925年韓国慶尚南道陜川生まれ、馬山高校、韓国陸軍士官学校卒(第5期)、陸軍少尉任官、韓国第六連隊中隊長(1948年)、第十連隊連隊副官。日本の中央大経済学部、法政大大学院卒、経済学修士(1957年)。信組の役員、朝信健康保険組合理事長、朝信厚生年金基金理事長を歴任。現在、中央大学在日韓国同窓会副会長、国立慶北大学校相国奨学財団理事
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