感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
空箱零士
7
野菜や果物、薬味として日常に溶け込んでいるものや、それって薬草だったの!? といった草花など、図説込で「薬草」としての植物を紹介している一冊。そこに書かれていること全てを現実的にそれを実行出来るか、あるいはそこまで手間暇を込める必要があるかどうかはともかくとして、本書で紹介されている薬草を使った生薬の作り方や使い方が掲載されている。個人的に面白かったのは、煮詰め加減次第で正反対の薬効に変わるというゲンノショウコ。濃く煎じると下痢止めになる一方で、熱いまま飲むと下剤になる。何かのトリックに使えそうなネタだ。2018/06/07