目次
１章 事例検討とは何か（ケアを見直す場としての事例検討―「かかわり」を「生み出す力」；ケアを語ることの怖さと心地よさ；事例検討にはさまざまな「かたち」がある？）
２章 事例提供における事例の選び方とまとめ方（事例の選び方；事例報告用紙のまとめ方；倫理的配慮）
３章 事例検討会の進め方（事例検討会の流れと役割；事例検討会の準備；事例検討会のはじまり；参加者の役割；事例提供者の役割；ファリシテーターの役割；事例検討会におけるファシリテーターの実際；事例検討会の終わり）
４章 事例検討会の展開―模擬事例を中心に（事例検討のはじまり；事例検討の展開；事例検討の終わり）
５章 事例検討で語られるケアの世界（「マイナスの場面」から得る新たな力）
付録
著者等紹介
末安民生［スエヤスタミオ］
天理医療大学医療学部看護学科（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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精看探求士
2
事例検討会の経験がある無しに関わらず、本書は手引きとして必携の書。事例検討を行う事の意味、カンファレンスとの違いや運営においてのルール決めなど、詳しく記載してある。特にファシリテーターの役割については、ページを割いて説明してあり、その重要性が分かる。後半は、事例検討会の実際の様子もあり、イメージが付きやすい。異和感や自己一致といったﾌﾟﾛｾｽﾚｺｰﾄﾞと同様のキーワードもあり、精神看護の奥深さを痛感する次第。いま、現場で悩んでいる方にも読んで頂きたい。2016/01/15
