目次
0 フロイトの時代から100年―現在の精神分析のありかた
1 治療同盟と治療構造
2 治療の過程
3 コミュニケーションと介入
4 治療の終結と転帰
まとめ
著者等紹介
西園昌久[ニシゾノマサヒサ]
1928年福岡県生まれ。1953年九州大学医学部卒業。1971年九州大学医学部助教授(精神医学)。1973年福岡大学医学部教授(1999年まで)。その間、医学部長5期10年。1993年WHO協力センター(福岡大学)所長(2001年まで)。1999年福岡大学名誉教授。心理社会的精神医学研究所開設。この間、日本精神神経学会、日本精神分析学会、西太平洋地域医学教育連合。環太平洋精神科医会議、アジア児童思春期精神医学会、多文化間精神医学会、日本精神分析協会の会長歴任。現在、SST普及協会、PPST研究会会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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Ken Aura
4
私が考える治療要因とは、治療者がラポールをつくる、支持する、そして保証すること。保証するというのは「あなたは大丈夫ですよ」というだけでなく、患者さんの相手をする、つまり両者の間に関係性を築くことです。/退行現象を体験すると、並行して「自己の構造化」が起きてきます。退行傾向と拮抗して、人格を正常化しようという発達機能が働くのです。/抵抗は治療者に対して起こるものではなく、自分の心が変わることに不安になる。病気を治療しようとすると心の仕組みが変わっていく。その仕組みが変わることへの抵抗が、患者さんの心に起こる2011/10/14
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