内容説明
古代エジプト医学からルネサンス絵画や彫像、力士の肥満に至るまで、糖尿病学の権威が隅々まで語り尽くした糖尿病とその周辺。専門家はもちろん、医学的知識のない方にも興味深い一冊。
目次
第1章 糖尿病物語(糖尿病?古代エジプトにもあったのか(パピルス・エベリス)
古代エジプトの医学 ほか)
第2章 肥満の医学と美学(まず肥満症を一瞥する;BMIではどうして身長の自乗で割るのか―ケトレーをめぐって ほか)
第3章 グリコーゲン物語(グリコーゲン病と内科臨床の知;ファン・クレベルトとグリコーゲン病3型 ほか)
第4章 代謝病の周辺(代謝の道筋の解明と医学部出身者―ノーベル賞科学者の貢献をめぐるコメント;カロリンスカのL教授からの手紙をめぐる感想―内科学における分化と綜合 ほか)
著者等紹介
垂井清一郎[タルイセイイチロウ]
大阪大学名誉教授。大手前病院名誉院長。1927年7月23日生まれ。1953年大阪大学医学部卒業。1959年大阪大学大学院医学研究科内科系専攻博士課程修了。1970年テキサス大学客員研究員。1978年大阪大学医学部第二内科教授。1984年大阪大学医学部附属病院病院長。1991年大阪大学名誉教授。1992年大手前病院病院長。1999年大手前病院顧問。1965年、骨格筋、赤血球の解糖系律速酵素PFKの活性欠損を示す疾患を報告。1970年代以降、Tarui Disease(グリコーゲン病7型)と内外で呼称、ICD‐10(WHO)にも記載。受賞歴:1990年日本糖尿病学会ハーゲドーン賞、1990年日本医師会医学賞、1991年上原賞、1995年武田医学賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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