内容説明
冠動脈狭窄が存在したとしても、必ずしも虚血を起こすとは限らない。FFR(冠血流予備量比)計測はその評価を客観的に判断しうる方法としてきわめて有用である。治療の必要ない部分は治療せず、本当に治療の必要な狭窄を見極めることによって、患者にとってはもちろん、医療経済的にも有利になる可能性が高い。この新しいインターベンション技術の基礎から実際をあますことなく解説。
目次
基礎編 FFRを知る(冠動脈インターベンションの歴史と冠内圧;冠循環の基礎;FFRの理論;他のモダリティーとの比較)
実践編 FBIの実際(FFR測定の実際;冠動脈狭窄機能的評価のエビデンス;心筋梗塞症例におけるFFR;不安定狭心症におけるFFR ほか)