内容説明
税務リスクの基本となる考え方、税務リスクの観点から注意すべき主要な論点、さらに法人税の会計上の取扱いに焦点をあわせて本書は執筆されている。すなわち、まず税務リスク管理を行うための基本的な考え方および内部統制を軸にした管理方法を紹介し、次に税務当局への要納税額に重大な影響を及ぼすと考えられる4つの税制を取り上げ、税務リスクの観点から解説している。さらに、財務報告における税金関連勘定の開示に関する主要なポイントを、日本、米国、IFRSについて比較を交えながら説明している。
目次
会計と税務を取り巻く環境の変化
第1部 税務機能と税務リスク
第2部 主要な税項目における税務リスク(移転価格税制;外国税額控除;組織再編税制;連結納税制度)
第3部 法人所得税にかかわる財務報告(日本・米国・IFRSの比較;日本の会計基準;米国の会計基準;国際財務報告基準(IFRS)
IFRSへの移行が課税所得へもたらす影響と留意点)