内容説明
企業の生産設備は、ますます大型化し高速化が進み、さらには危険・有害物質などの使用も多くなり、労働災害は著しく増大しつつある。このような事態に対処すべく、法は、労働の場での安全と衛生を確保し、労働災害を防止するために、頻繁に改正が行われ、規制内容は複雑かつぼう大なものになっている。本書は、法の全容を要説するとともに、解釈・運用上の問題についても最新の法令に基づき詳述したものである。ぼう大な関連法規・通達の要点を押さえ、複雑な法の全容を20年4月施行の省令まで織り込んで解説した最新版。
目次
労働安全衛生法が制定されるまで
労働安全衛生法の体系
労働安全衛生法の適用範囲
労働安全衛法の目的
安全と衛生
労働災害
事業場(適用単位)
適用業種
事業者に対する規制
労働者に対する規制
関係者に対する規制
事業者を中心とする具体的措置
検査機関等
労働安全・衛生コンサルタント
労働安全衛生法と罰則
労働基準監督機関
労働基準法と労働安全衛生法
労働安全衛生関連法
労働者派遣法と労働安全衛生法
労働安全衛生法と公害
労働安全衛生法とILO条約
労働安全衛生法の問題点
著者等紹介
井上浩[イノウエヒロシ]
1948年12月労働基準監督官任官(愛知労働基準局)。1978年4月行田労働基準監督署長退職。自治体労働安全衛生研究会副会長、全国労働安全衛生センター連絡会議議長を歴任。埼玉県さいたま市居住。所属学会:日本労働法学会、社会政策学会(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。