内容説明
活発に行われるM&Aの背後で、現実にその成否にかかわる「人=社員」への対応は、もっとクローズアップされてよい実務問題である。本書は、会社の財産である「人=社員」にスポットを当て、M&Aにおいてどのような「人」に関する問題が生じるのかという観点から、論点を整理し解説する。
目次
M&A実務の中の人事と労務
第1部 M&Aの労務マニュアル(M&Aの類型別にみる問題点の分析;M&A実施前のデュー・デリジェンス;M&Aと雇用・労働条件のリストラクチャリング;M&Aと労使間協議)
第2部 M&Aを巡る労使紛争と解決手続(労働組合との紛争と解決手続;個人との紛争と解決手続)
第3部 M&Aと年金(年金の種類と特色;企業年金の再編;年金をめぐるトラブル)
著者等紹介
高谷知佐子[タカヤチサコ]
現在、森・濱田松本法律事務所パートナー弁護士。平成7年4月弁護士登録。第二東京弁護士会所属。平成12年ニューヨーク州弁護士登録。経歴、昭和62年筑波大学付属高等学校卒業。平成5年東京大学法学部卒業。平成11年Cornell Law School(LL.M.)卒業。平成11年Arthur Loke Bernard Rada and Lee(Singapore)で執務(~平成12年)。平成12年Kochhar & Co.(India)で執務(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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