内容説明
既存の教科書的体系ではなく、実務において大切な事項から先に解説する「実務家のための」特許法入門書。出願実務から特許法を解説する本が多いが、本書は「紛争処理実務」を通して特許法を概観する。各セクションのおわりに「この項のポイント」としてまとめの文章を掲載。何を覚えておかなければならないかが一目で把握できる。さらに巻末には知識を深めたい実務家のための「読書案内」を収録。
目次
序章(特許訴訟の種類;手続の流れ)
第1章 特許法の考え方 基本編(特許権の本質;特許権の権利範囲と「クレーム」 ほか)
第2章 特許法の考え方 実用編(機能的クレーム;プロダクト・バイ・プロセス・クレーム ほか)
第3章 特許訴訟の用語(「イ号物件」;「公知」技術と「周知」技術)
第4章 特許訴訟に勝つ考え方(裁判の本質と特許弁護士の役割;良い訴訟活動とは)
著者等紹介
木村耕太郎[キムラコウタロウ]
弁護士。平成5年東京大学法学部卒業。平成7年弁護士登録(東京弁護士会)。湯浅法律特許事務所(現ユアサハラ法律特許事務所)入所。平成10年‐平成12年米国留学。平成11年ヴァージニア大学ロースクール修士課程(LL.M.)修了後、米国Porter,Wright,Morris & Arthur法律事務所において1年間の研修。平成12年ユアサハラ法律特許事務所に復帰。特許、商標等の知的財産権に関する紛争処理および英文契約書作成を含む企業法務に携わる。平成15年4月よりジョーンズ・デイ・尚和法律事務所において執務
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