内容説明
価値ある技術情報という無形物、つまり知的資産をどのように管理し、収益化すれば企業に最大の収益をもたらすか―この命題こそが、21世紀の日本企業ひいては日本経済の死命を決するといっても過言ではない。本書は、その分野において日々の実務で研鑽を積み、道なき道を切り拓いているジャーナリスト、コンサルタント、実務家など、わが国を代表する先鋭的なエキスパート10名が集結。特許を中心とした知的資産と企業経営とのリンク、そして、知的資産を媒介とした収益化についてまとめた研究の書である。
目次
序章 日本の特許戦略は大丈夫か
第1章 企業経営における特許の位置付け
第2章 価値ある特許ポートフォリオ構築のための方法論
第3章 特許ポートフォリオ構築実務
第4章 企業における特許戦略とそのマネジメント概論
第5章 特許の価値評価と知的資産マネジメント
第6章 価値ある特許ポートフォリオの財務戦略的活用
第7章 自社技術を活かす知的資産戦略の策定法
第8章 投資家から見た資産としての知的財産権
第9章 技術移転と特許戦略
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みろり
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つらづらと文章が並べられているこの分野の中で、読みやすくわかりやすい文章でかかれていて、参考になった(名)2009/12/12
えぐざいる
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しばらくサブお仕事本読まないといけないシリーズ第1弾、企業担当者・経営者、大学から、投資家から全方位的に実用的な戦略を簡潔にまとめた入門書としての良作だと思います。技術=資産を軸にしたこの本の視点は極めて妥当なんですがこの本の初コメント人として全く不適格な極私的思いは、こんな無味乾燥なわかりやすさはうっちゃって支離滅裂・現実世界で理解不能な奥深い活字の世界に埋没したいです2009/11/25