出版社内容情報
事件になってからではもう遅い! 著名なカルテル・談合事件を取りあげ、基本合意が成立するプロセスを明らかにしながら、役員・従業員がリスクを回避するための行動指針を示す。
内容説明
本書は、世界のトップレベルに肩を並べるような大企業にも存在する日本的慣行の“影”の部分にメスを入れ、役員・従業員が犯罪に巻き込まれないようにするために、基本合意のリスクを回避する指針を提示するものである。
目次
第1章 独占禁止法におけるカルテル・談合規制(今日の社会的状況と不当な取引制限の禁止;不当な取引制限に対する独禁法、その他の法律による規制)
第2章 カルテル・談合事件(電気メーカー、電気設備業;素材、化学薬品メーカー、機器メーカー;建設関係;印刷・図書・物品関係)
第3章 カルテル・談合についての独禁法コンプライアンス(営業活動におけるカルテル・談合のリスク回避;コンプライアンス(法令遵守))
著者等紹介
赤坂裕彦[アカサカヒロヒコ]
弁護士。1942年生まれ。慶応義塾大学法学部卒業。1966年司法試験合格。1969年弁護士登録。東京弁護士会々員。以来、30余年、民商事事件を多数取り扱い、最近は企業法務分野で法律顧問、社外監査役(東証一部上場企業)として活躍
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