内容説明
身近な事例を通して企業と家計のファイナンスを基礎から学ぶ。
目次
ファイナンスとはどのような学問か
ファイナンスの基本的な考え方
ファイナンスの新潮流―行動ファイナンス
企業の資本と負債の管理
家計の負債管理
企業の投資管理
家計の投資管理
企業の財務分析
家計のファイナンシャル・プランと財務状態の分析
債券価値の評価
ポートフォリオ理論とCAPM
企業価値と株式価値の評価
ペイアウト政策
リスクマネジメント
合併・買収(M&A)と個人の破産・再生
著者等紹介
榊原茂樹[サカキバラシゲキ]
関西学院大学商学部教授、神戸大学名誉教授、経営学博士。1972年神戸大学大学院経営学研究科修士課程修了。神戸大学大学院経営学研究科教授を経て、2006年より現職。専門は、コーポレート・ファイナンス、証券投資論
岡田克彦[オカダカツヒコ]
関西学院大学大学院経営戦略研究科教授、(株)Magne‐Max Capital Management CEO、博士(経営学)。1990年ワシントン大学オーリンスクールでMBA取得。2006年神戸大学大学院経営学研究科博士後期課程修了。モルガン・スタンレーやUBS証券でデリバティブトレーディング並びに資産運用担当者、シンガポールのヘッジファンド運用会社で経営者などを歴任後、2005年より現職。行動経済学会常任理事、学術雑誌『行動経済学』副編集委員長。専門は、行動ファイナンス(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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くらすけ
8
財務会計と個人生活で必要なお金の知識、原則が学べます。保険や感情的にミスや誤解しがちな意思決定を扱う行動ファイナンスといったトピックのおすすめの本も紹介されていて嬉しいです。2021/12/22
nekozuki
6
コーポレートファイナンスについてのみ読了。『ざっくりわかるファイナンス』でWACCとCAPMの重要性はわかったが、それぞれの位置づけがいまいち理解できていなかったので、本書で補完できた。また、企業価値算定の方法論についても興味が湧いた。結局のところは、NPVの応用により、CFを現在価値に計算し直すことが、広く使える方法と言えそう。2014/11/11