内容説明
標高五百メートル、のどかで風光明媚な高原の町・紫野で、一人の経営者が遺体となって発見された。自殺か、他殺か。難航する捜査を嘲笑うように、第二、第三の事件が続けざまに起きる。その遺体はみな、鋭く喉を掻き切られ、殺人犯の存在を雄弁に物語っていた。“霧”のようにつかめぬ犯人に、紫野でただ一人の警察官・上松五郎が挑む。東京の事件との奇妙な符合に気づく五郎。そして見えてきた驚くべき真相とは―。
著者等紹介
池井戸潤[イケイドジュン]
1963年岐阜県生まれ。慶応義塾大学文学部社会学科、法学部法律学科卒業後、旧三菱銀行入行。95年に独立、コンサルタント業と並行してビジネス書を執筆。98年『果つる底なき』で第四十四回江戸川乱歩賞を受賞、銀行ミステリーという新分野を切り拓く
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