内容説明
「事業再編」をテーマとし、事業再編による子会社売却、ノンコア事業の売却、MBOによる独立、バイアウト・ファンドの資金提供機能と経営支援機能、アジアを中心とする海外事業の強化、MBO後の株式公開、業界再編におけるバイアウト・ファンドの役割など、事業再編に伴うバイアウトの実態を豊富な事例と経営者インタビューにより明らかにする。
目次
第1部 手法と市場動向(大手企業の有力事業部門・子会社再編とバイアウト・ファンドの役割;事業再編型バイアウトにおけるスキーム選択―法務・税務上の留意点;事業再編型バイアウトを成功に導くための組織・人事上の要諦;事業再編型MBOと株式上場 ほか)
第2部 事例と経営者インタビュー(ベインキャピタルの事業支援アプローチ―ドミノ・ピザジャパンの事例;業界再編に向けたコミュニティワンの挑戦―マンション管理業界における業界インフラの構築を目指して;外国資本の子会社に対する投資―日本ドライケミカルの事例;住宅設備機器業界―ハウステックの再生と成長 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
nekozuki
12
バイアウトファンドが投資した事業会社について、投資のポイントやストラクチャー等を解説しているほか、投資先のコメントも収録されており、「バイアウトファンド」とはということが理解できる(多少の外向け説明のような気もするが)。個人的にもっとも心惹かれたのは、最終章のカーライル投資先キトーの鬼頭社長の自社に対する分析等が非常にロジカルかつ緻密であることで、非常に優秀な経営者であることが文章からも伝わってくる。2018/12/20
Kyo-to-read
1
速読本。PEファンドがどのようにして、企業を見つけバリューアップしていくかを業種を切り口に語る一冊。2022/07/10
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