内容説明
流通政策の歴史的な転換期にあって、大型店出店規制の変遷が小売業態の発展および大型店立地に与えてきた影響、さらに大型店立地が小売構造に与えた影響について明らかにしたものである。小売業態の発展や大型店立地に影響を及ぼす要因は、大型店出店規制のみならず、経済発展や景気動向はいうまでもなく、モータリゼーションの進展による消費者の移動性の向上、地価水準など様々なものがある。本書は、このうち特に大型店出店規制の変遷に焦点をしぼって、それがわが国小売業に与えた影響について考察したものである。
目次
序章 本書の課題と構成
第1章 大型店出店規制の変遷と小売業態の発展
第2章 食品スーパーの発展と食品業種店の動向
第3章 専門店チェーンの発展
第4章 小規模小売業の存立条件―業種構造分析を通して
第5章 地域小売商業における商店街の役割―小規模小売業の機能と商店街活動の理念
第6章 大型店出店規制と小売業態の動向―10大都市と10大都市以外の比較を通して
第七章 中心市街地活性化と大型店立地
第8章 商業機能の郊外化と小規模小売業の存立
第9章 流通政策の変遷と大型店立地
著者等紹介
南方建明[ミナカタタツアキ]
1955年和歌山市生まれ。1979年早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。大阪商業大学総合経営学部教授
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