内容説明
経済官僚として35年間、政策の企画・立案と実施に携わってきた著者が、長引く不況の構造分析と日本の経済政策のあり方を説く。
目次
1 ミレニアム・デフレ不況に至る道(90年代の不況;90年代以降の物価変動をどう見るか;新規不良債権の累増)
2 ミレニアム・デフレ不況下の政策論とその評価(1990年代までの日本の経済運営の特徴;ミレニアム・デフレ不況下の政策論)
資料編
著者等紹介
明里帷大[アカリイダイ]
本名、飯田彬。現職、1999年4月より日本大学法学部教授(経済政策論担当)。1963年東京大学法学部卒業後大蔵省入省。銀行局(2度)、関税局(2度)、主税局(1度)、大臣官房(3度)、国税庁(1度)などで政策実務経験を広げる(通算14年)傍ら、同省をベースに、世界銀行グループに3度勤務(通算11年)したのを初め、パリ在勤(OECD代表部、留学・研修など通算6年弱)、経済企画庁(経済見通し―2年)、内閣官房内閣審議官兼内閣総理大臣官房参事官(各省政策調整―2年)、JETRO理事(2年)などを歴任し、国内公務、国際公務において各分野の政策の企画・立案・実施に携わった。1998年MIGA長官を最後に国際公務を退任。この間に実務上カヴァーした領域は、財政と金融、通貨と援助、投資と保険、貿易と関税など多岐にわたっている
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