内容説明
構造改革は将来に向けて多様な政治的、社会的リスクを背負っている。国際政治・経済上の構造変化を冷静に見つめ、21世紀の日本がどのような国家に変貌していくのかをシナリオ化した。そして、日本人は、どのようにその未来に跳躍すべきかという一つのストーリーを提示した。ストーリー性を持たせることで、日本が「どこから、どこへ」向かい、日本人がどう生きるべきかについて一つの指針を示している。
目次
第1章 黄昏の経済大国・日本
第2章 グローバリズムの猛威
第3章 恨まれるグローバリズム
第4章 成功への模索
第5章 第二の財閥解体
第6章 分裂する社会
第7章 ビジネスモデル国家史観の台頭
第8章 例外への再挑戦
第9章 構造改革の代価
第10章 国際協調体制下のナショナリズム
終章 日本を野蛮な国にしないために
著者等紹介
飯田健雄[イイダタケオ]
1951年生まれ。1975年明治大学商学部卒業。1980年明治大学大学院政治経済学研究科課程修了。1986年オーストラリア・ラトルーブ大学大学院社会学研究科博士課程修了(Ph.D.)。現在、多摩大学経営情報学部教授(多国籍企業論)、明治大学政経学部非常勤講師(社会学)
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