内容説明
格付けとは一般に、債券の元利払いの安全性をAからCの記号により表す技法である。その根底には、ムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズ、フィッチなど格付け各社の深い洞察力と分析技術がある。本書は、日本国債の格下げに対する各格付会社の評価の推移、破綻したエンロンやワールドコムと格付けの係わりなどを例に取り、またさらには格付投資情報センターの格付けプロセスを紹介することにより、格付けとは何か、格付けのあり方、格付けのしくみについて分かりやすく述べていくものである。
目次
第1章 ムーディーズによる日本国債の格下げ
第2章 格付けが進化する
第3章 S&Pとフィッチの主張
第4章 R&Iのソブリンの格付けはAAA
第5章 格付会社の信頼性とは
第6章 日本国債を格上げする方法
第7章 格付けの「格」の意味するもの
第8章 格付けはどう決まるのか
著者等紹介
鈴木隆[スズキタカシ]
日経BP社特別参与
早川好寛[ハヤカワヨシヒロ]
格付投資情報センター常務取締役
久保吉生[クボヨシオ]
元格付投資情報センター取締役、NPOフェア・レーティング常務理事
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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