「AIリスク」の解剖―決定と責任を社会学的に考える

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「AIリスク」の解剖―決定と責任を社会学的に考える

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  • サイズ A5判/ページ数 184p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784502568114
  • NDC分類 007.1
  • Cコード C3032

出版社内容情報

AIにつきまとう漠然とした不安の正体とは。AIを取り巻く批判的な言説から「AIリスク」が何を指すかを読み解き、建設的に議論を進めるための思考の機軸と道筋を示す。


【目次】

内容説明

生成AIが私たちの生活に入り込んでくる中で、AIそのものやその活用を進める人々に対する不安や反発も広がっている。しかし、入り乱れる声をクリアに分類・理解すること、またそれらの声が時に「噛み合わない」議論を招いてしまう理由を見通すことは、意外と難しい。本書では、こうした不安を持つ人々がAIを語るときに発する「リスク」という言葉について深掘りしていく。リスクの正体を、それらについて語られる言葉から読み解くことで、AIをめぐる不安や反発を理解し、より良いコミュニケーションを実現するための道筋を探ってみたい。

目次

第1章 AIのリスクはどのように語られ、広がったか
第2章 言説のフレーミング分析というアプローチ
第3章 政策決定者のAIリスク言説
第4章 社会運動のAIリスク言説
第5章 フレーミング対立と「責任」のありか
第6章 リスクを見通し、乗り越えるために―「フレーミング予測」の提案
終章 本書でわかってきたこと

著者等紹介

佐久間弘明[サクマヒロアキ]
経済産業省でAI・データに関わる制度整備・運用に従事したのち、Bain&Company Japan、Robust Intelligenceを経て、現在は一般社団法人AIガバナンス協会の業務執行理事等を務める。内閣官房デジタル行財政改革会議事務局政策参与(データ利活用制度検討担当)、総務省AIネットワーク社会推進会議「AIガバナンス検討会」委員なども務める。企業のAIガバナンス構築支援や、AI脅威インテリジェンス等の経験を多く持ち、AIガバナンスをめぐる標準策定や政策提言などを実施。また、社会学の視点でAIをめぐるリスクや未来像に関する言説研究にも取り組む。修士(社会情報学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Nicol2384

2
AIが身近になればなるほど、前提となる認識がバラついて会話がかみ合わない事態が多発しやすくなる。居酒屋トークならそれでもいいが、仕事や学業においてはそれだと困る。 本書で紹介されたフレームは、そんな事態を避けて対話に向けた1歩を踏み出すための参考となる。2026/04/15

AppleSugar

1
AIのリスクは、科学(シンギュラリティー)、法学(著作権など)の観点で語られてきたが、そこに社会学由来のフレーミング、という概念を持ち込み解説する本書。 AIに限ったことではないが、新しい技術というのは常に社会にハレーションや断絶を生む。 本書を読むことで、その断面を覗き込み、再帰的に社会の構造を考えてみることにも役にたった。2026/05/23

ashiato45

1
前半はいろんな立場の人(政策決定者、民間団体)の生成AI規制の枠組みを「フレーミング」をつかって分析する。後半は、ルーマンのリスク理論という社会学のリスク評価の技法を生成AIのリスクの分析に使ってみている。フレーミングというのは、それによって誰がどんな利益を得るか、損害を被るか、損害を補償できるか、誰が決定できるか、を整理するリスク評価の枠組み。社会学入門部分に枠を割きすぎて、巷で言われる生成AIの権利問題が後書きに行ってしまったのが残念だった。新書でもうちょっと素人向けのものを出してほしい気がする。2026/05/06

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