出版社内容情報
どう顧客とつながり、そのつながりをどう維持するか会計の視点で解説。数多くのサブスク会計の指標を取り上げているため、事業の評価や経営の意思決定に役立てられる。
内容説明
これまで出版されてきたサブスクリプション(以下「サブスク」)に関する書籍では、サブスクの成功には「つながり続けること」が重要なメッセージとして発信されてきました。もちろん本書でも、どう顧客とつながり、そのつながりをどう維持するかについて深掘りしていますが、特に会計の視点で掘り下げているのが本書の特徴です。なかでも、サブスクは将来の収益の「予測可能性が高い」という点に注目し、数多くのサブスク会計の指標を取り上げながら、経営や事業の評価や意思決定に役立てられるよう解説しています。また、本書では会計面をフォローしているのはもちろん、新規事業開発にどうサブスクを活用できるのか、「儲かるサブスク」と「儲からないサブスク」はどこが違うのか、自社の成長にどうつながるか等を、わかりやすい図表を用いながら紹介しています。
目次
第1部 まずはココから サブスクビジネスの基本(サブスクビジネスの概要;技術革新はサブスクをどのように変えたか;サブスクの課金設計)
第2部 ビジネスの成否を分ける サブスク会計(サブスク会計の基礎;定期収益に関連するサブスク会計の指標;投資採算に関連するサブスク会計の指標;顧客維持に関連するサブスク会計の指標)
第3部 サブスクの事業開発と持続的な成長(サブスクの事業開発に関する8つの勘違い;利益につながるサブスクの事業開発;カスタマーサクセスの理屈と経営指標に与える影響;カスタマーサクセスの実践;顧客分類と最適化;サブスク企業の決算資料を読み解く)
著者等紹介
藤原大豊[フジワラヒロヨシ]
現職は(株)三菱総合研究所主席研究員。専修大学兼任講師。京都大学経営管理大学院修了(MBA)。専門はFP&Aと新規事業開発。とくにVBM(ROICやEVAなどの価値創造経営)とサブスク会計に強み。大手住宅設備メーカーでユニットバスの特注設計開発、品質保証、経理(管理会計)、IRを担当した後、ベンチャー企業や上場企業の子会社で室長、役員、代表取締役を経験。(株)サブスクリプション総合研究所在籍時代に取締役兼主席研究員としてサブスクの研究を開始
青木章通[アオキアキミチ]
専修大学経営学部教授。(株)サブスクリプション総合研究所フェロー。専門は管理会計・原価計算。サービス業の変動価格設定(レベニューマネジメント、ダイナミックプライシング)を中心に研究。2022年4月に専修大学の学部生向けに演習科目「サブスク経営」を開講(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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