出版社内容情報
新型コロナウイルス流行を経て注目が高まるMBO。東証再編やアクティビストがMBO実施に与えた影響やMBO後に再上場した企業の特性を、最新データで明らかにする。
内容説明
東証の市場区分再編やコロナ禍を経て注目集まるMBO。実施企業の動機からエグジットの形態、再上場の要因、さらには株主アクティビズムの影響まで、実証分析で明らかにする。
目次
序章 MBOの新たな展開
第1章 MBOは何をもたらしたのか:動機、株主の富、事後パフォーマンスに関するサーベイ
第2章 どのような企業がMBOを選択するのか:非公開化型MBOの実証分析
第3章 株式非公開化の動機に関するテキストデータ分析:MBOと完全子会社の比較を中心に
第4章 MBOとアクティビズム:介入の動機と成果
第5章 MBOと経営者属性:非公開化の形態とエグジットの経路
第6章 キャッシュアウト法制の実証分析
第7章 MBO対応における特別委員会の役割
第8章 MBOと再上場
第9章 リバースMBO:MBOの効果はサスティナブルか
終章 結論と展望
著者等紹介
川本真哉[カワモトシンヤ]
南山大学経済学部教授、京都大学博士(経済学)。1977年生まれ。京都大学大学院経済学研究科博士後期課程単位取得退学。早稲田大学高等研究所助教、新潟産業大学経済学部専任講師、福井県立大学経済学部准教授、南山大学経済学部准教授を経て、現職。専攻:コーポレート・ガバナンス、コーポレート・ファイナンス。主要著作「MBOはパフォーマンスを改善させたのか:株式非公開化に関する実証分析」(『証券経済学会年報』第55号、2020年、令和2年度 証券経済学会・優秀論文賞)など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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