出版社内容情報
中国企業との紛争に関し、最新の立法動向や裁判例を踏まえて、基礎から実務運用までを解説。中国の民事訴訟法、仲裁法、指導性案例等の法規制、仲裁機関の仲裁規則等に言及。
内容説明
昨今では、中国における消費者や労働者などの個人の権利意識が高まっており、贈収賄、環境保護、個人情報保護、独占禁止法違反等に対する通報が増え、紛争に発展するケースが多く見受けられる。日中企業間においても、投資、協業等をする上で契約を適切に結んでおき、トラブル予防や、万が一の発生時に備える必要性がますます肝要になっている。本書は、中国企業との紛争に関し、最新の立法動向および裁判例を踏まえて、基礎知識から実務運用までを解説したものである。
目次
第1章 基礎知識(中国企業と契約を交わす際の留意点;中国のビジネスパートナーを知ること ほか)
第2章 訴訟編(中国の民事訴訟制度の基礎知識;民事訴訟法の改正 ほか)
第3章 仲裁編(中国の商事仲裁制度の基礎知識;CIETAC仲裁規則の改正 ほか)
第4章 ハイブリッドの紛争解決(段階的紛争解決条項;警告状送付時の留意事項 ほか)
著者等紹介
孫彦[ソンゲン]
外国法事務弁護士(中倫外国法事務弁護士事務所)。2006年北京大学大学院卒業、2013年~2014年ワシントン大学(University of Washington)ロースクール客員研究員。日本の大手法律事務所にて10年以上の実務経験を積み、2018年11月から中倫外国法事務弁護士事務所(中倫律師事務所東京オフィス)のパートナー就任。日中間のM&A、紛争解決、中国現地法人の不祥事対応や危機管理、コーポレート・ガバナンス等、企業法務全般を取り扱っている。日本仲裁人協会会員。一般社団法人日本商事仲裁協会名簿仲裁人(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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