出版社内容情報
税理士を対象に、事業承継での活用を念頭において組織再編の税務の考え方を詳説。適用を誤るとリスクの大きい税務処理の不安を、著者独自の図表による明快な解説で解消する。
内容説明
普段の申告業務を行っている限りでは、税理士は、たとえれば頼りになる「家庭医」といったところでしょうか。ところが、ひとたび、組織再編を扱うことになると「外科医」、あるいは少しのミスが死命を制することとなる「心臓移植医」としてメスをふるうことが求められることになります。にもかかわらず、組織再編は用語からして難解なところが目立ち、不慣れなことも手伝って、なかなか自信をもった対応がしにくいようです。しかし、本書は、本質的なところを大づかみに理解できるよう「基礎=基粗」の信念のもと、難易度を明らかにした上で、著者オリジナルの図表を駆使して、わかりやすく解説してます。
目次
第1編 組織再編税制の基粗
第2編 「みなし配当」の基粗
第3編 資本等取引の基粗
第4編 「税制」にない組織再編と活用の基粗
第5編 平成29年度以降の税制改正の基粗
第6編 企業結合会計の基粗
第7編 「株式交換」の実例・実践手続き
第8編 混迷深める最近の裁判…動向の概要把握
著者等紹介
牧口晴一[マキグチセイイチ]
昭和28年生まれ。慶應義塾大学卒業。昭和59年税理士試験5科目合格。名古屋大学大学院法学研究科博士課程(前期課程)修了、修士(法学)。税理士。牧口会計事務所所長、株式会社マネジメントプラン代表取締役社長
齋藤孝一[サイトウコウイチ]
昭和24年生まれ。早稲田大学卒業。平成2年税理士試験5科目合格。名古屋大学大学院法学研究科博士課程(後期課程)単位取得。法学博士、税理士、中小企業診断士、CFP、公認会計士試験合格者、MAC&BPミッドランド税理士法人理事長、株式会社MACコンサルタンツ代表取締役社長兼会長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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