出版社内容情報
非上場の中小企業で税務に影響を及ぼす「異常点」がいかに表れ、どのように見つけるかを解説。事前に講じるべき対策や発見時の対応を盛り込み管理体制整備の進め方も紹介。
内容説明
本書は、主に税理士や中小企業の経理担当者を対象として、法人の税務における異常な取引や処理について、その表れ方や見つけ方を説明するものです。このような異常点に対して、クライアントである中小企業がどのような事前対策を行えばよいのか、また、税理士が異常点を発見したときにどのように対応すればよいのか、その具体的な方法についても紹介しています。税務の異常点が発生するときは、必ず何らかの兆候が表れます。このような税務の異常点の表れ方と見つけ方をあらかじめ知っておけば、不適切な処理に基づく税務リスクを低減することができます。本書が、適切な税務申告や税務処理を行うために日々、業務に携わっている税理士や中小企業をはじめとした法人の経理担当者の参考になりましたら幸いです。
目次
第1章 経理の異常(仕訳の異常;証憑類の異常;期ズレの異常)
第2章 勘定科目別の異常(現金預金の異常;貯蔵品の異常;棚卸資産の異常 ほか)
第3章 会社組織の異常(経営者の異常;取締役会・監査役の異常;ビジネス環境の異常 ほか)
著者等紹介
森智幸[モリトモユキ]
公認会計士・税理士。東京都出身。慶應義塾大学商学部卒業。神戸の会計事務所、大阪の監査法人、京都の監査法人の代表社員を経て、2019年9月に独立し、森智幸公認会計士・税理士事務所を開業。株式会社や公益法人の会計・税務・コンサルティングのほか、ガバナンス強化支援、内部監査、中小企業の経営支援などの業務を行う。同年よりPwCあらた有限責任監査法人(現PwC Japan有限責任監査法人)に所属。ガバナンスに関するアドバイザリー業務などを行う。主な役員・委員歴:近畿税理近畿税理士会研修部部員。日本公認会計士協会京滋会後進育成部副部長など。一般社団法人研友会相談役。京都市各局の委員会の委員など(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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