出版社内容情報
日本独自の事業形態である総合商社について、5大商社の海外進出形態に着目してパネルデータ分析を行い、事業モデルの違いによる企業価値創造への影響などを実証的に分析。
内容説明
本書は、日本特有の事業形態とされる「総合商社」の海外進出形態に焦点を当て、その特異なビジネスモデルについて深く探求するものである。この研究を通じて、総合商社のビジネスモデルの本質を解明し、そのビジネスモデルを支えるメカニズムとケイパビリティは何か、その課題についての洞察を提供することを目指している。またこの研究成果が実務家にとっても有益な示唆を与え、実務的な価値をもたらすことを期待している。
目次
序章 なぜ今総合商社が注目されるのか?
第1章 本研究の目指す方向性・アプローチ・本書の構成
第2章 総合商社の誕生・発展・近年の動向
第3章 国際ビジネス研究の諸理論の整理
第4章 先行研究の検討
第5章 総合商社の海外進出モデル
第6章 総合商社の企業価値創造―パネルデータ分析によるビジネスモデル進化の検証
第7章 事例研究1 英国多国籍商社との比較
第8章 事例研究2 現代類似企業との比較
第9章 事例研究3 総合商社5社の国別進出戦略の比較
第10章 総合商社のビジネスモデルに関する包括的な考察
第11章 総合商社の未来
終章 結言―学術的貢献と実務へのインプリケーション、そして今後の展望
著者等紹介
〓成雄一郎[ヨシナリユウイチロウ]
博士(社会科学)、MBA、修士(工学)。大学院大学至善館イノベーション経営学術院特任教授。早稲田大学非常勤講師。神田外語大学客員講師。早稲田大学総合研究機構グローバル・ストラテジック・リーダーシップ研究所招聘研究員。1994年早稲田大学理工学部機械工学科卒。2022年早稲田大学社会学研究科博士後期課程修了。1996年三菱商事株式会社入社、宇宙航空機部配属。人工衛星ビジネスに従事。2002年三菱商事100%出資の位置情報サービス社内ベンチャージクー・データシステムズ株式会社を立案、設立し、出向。2024年よりデジタル事業部長。専門は経営学(国際ビジネス)多国籍企業、総合商社、組織学習、イノベーション、デザイン思考アントレプレナーシップ(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
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