内容説明
日本の電力システムは、“東電福島原発事故”以後、前に進んでいるのか?
目次
第1章 社会との関係性と公益事業としてのあり方(生活の場「郷土」における電力業;発送配電設備の所在する地域住民としての立場;公益事業の本質について)
第2章 東電福島原発事故前の電気事業経営の歴史的展開―2つの電力システムの改革(第2次世界大戦前の電力システム;第2次世界大戦後の電力システム;ガス事業との競合;電力「部分」自由化の進展)
第3章 東京電力の経営推移と原発事故(東電の経営基盤形成期(1950年代)
東電の経営基盤確立期(1960‐80年代)
90年代後半以降競争下における経営行動
東電福島原発事故における対応)
第4章 電力システム改革とGX推進による対応(電力システム改革に関する議論;電力システム改革とアベノミクス ほか)
第5章 日本の電力システムの未来(脱炭素社会の構築と脱原発;原子力発電開発について ほか)
著者等紹介
中瀬哲史[ナカセアキフミ]
1963年東大阪市(旧布施市)生まれ。1995年大阪市立大学大学院経営学研究科後期博士課程修了。博士(商学)。現職:大阪公立大学(前大阪市立大学)大学院経営学研究科教授。職歴:高知大学人文学部助教授を歴任。研究分野:経営史、公益事業論、産業集積史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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